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7/7【IGF】世界各国から約20選手参加 猪木が8・30&31北朝鮮イベント開催を正式発表、闘魂パフォーマンス披露も宣言(写真あり)

 アントニオ猪木が7日、都内・ホテルオークラ別館で会見し、『インターナショナル・プロレスリング・フェスティバルin平壌』と題したイベントを8月30日、31日の2日間、朝鮮民主主義人民共和国の首都・平壌にある柳京・鄭周永(リュギョン・チョンジョヨン)体育館で開催すると正式に発表した。

 「スポーツを通じて世界平和」を標榜する猪木は、北朝鮮との国交正常化を見据え、これまで20回以上の訪朝を重ねてきた。現役時代の95年4月には2日間で38万人の大観衆を集めて『平和の祭典』を平壌メーデースタジアムで初開催。その後も何度か北朝鮮でイベントを行ってきたが、今回は会場が2万人収容の柳京・鄭周永(リュギョン・チョンジョヨン)体育館で、19年ぶりの大規模イベント開催となる。

 主催は平壌プロレスリング国際競技大会実行委員会で、猪木が日本側、国際武道競技委員会委員長・張飛(チャン・ウン)氏が北朝鮮側の実行委員長を務める。イベントには日本、アメリカ、オランダなど世界各国から20名程度の選手が参加予定。両日ともプロレス、格闘技の試合、テコンドー、合気道、シルムの演武などが行われる。イベントの模様は衛星生中継、ネット配信される予定だ。

 95年の平和の祭典で猪木は2日目のメインイベントに登場。リック・フレアーを相手に19万人の平壌市民を熱狂させた。また、このイベント参加をきっかけに佐々木健介と北斗晶が結ばれたことでも知られ、猪木はその時、北斗ら女子プロ勢が観客を魅了した事実を例に出し、「プロですから魅せられたというのは我々が目指す部分。必ず世界の人が見て、凄く楽しかったというイベントにしようと思っています」とイベント成功を誓うばかり。「今回はなんかパフォーマンスをしなきゃいけないのかなと思ってますが、できるだけまじめにやりたい」とIGF恒例の闘魂パフォーマンスを北朝鮮で初めて披露する構えもみせた。

 猪木が北朝鮮との交流を推進するのは師匠・力道山への思いからにほかならない。北朝鮮出身の力道山は日本で国民的英雄となったが、朝鮮半島が南北に分断され、祖国に帰ることができないまま世を去った。「師匠・力道山の思いを届ける」との思いは今も変わらず、猪木は「私はどちらかというと内面の部分で人を感じる部分がありますので、向こうの人たちが今、何を望んでいるか。そういう部分で早く往来が、行き来が自由にできるように」とイベントをきっかけに北朝鮮との国家間交流の良化を願った。

 イベント開催へ向け、猪木は今月9日から訪朝。7・13福岡国際センター大会『GENOME30』には来場できないものの、北朝鮮から衛星生中継でメッセージを送る予定だ。イベントの詳細は以下の通り。

☆『インターナショナル・プロレスリング・フェスティバルin平壌(朝鮮民主主義人民共和国名:平壌プロレスリング国際競技大会)』

[日時]
8月30日(土)、31日(日)2日間開催

[開催場所]
平壌市内 柳京・鄭周永体育館(リュギョン・チョンジョヨン体育館)

[主催]
平壌プロレスリング国際競技大会実行委員会

[共同実行委員長]
▼日本側
アントニオ猪木(スポーツ平和交流協会理事長)
▼朝鮮民主主義人民共和国側
張飛(チャン・ウン/国際武道競技委員会委員長)

[後援]
国際武道競技委員会
朝日友好親善協会
特定非営利活動法人スポーツ平和交流協会

[内容]
プロレス、格闘技の試合
テコンドー、合気道、シルムの演武など

[予定選手]
世界各国より20名程度の選手が参加予定

[中継]
試合の模様を2日間、衛星生中継予定

[同行]
マスコミ、一般の方含め受け入れを共和国側に要請をしておりますので、同行される方、大会観戦をされたい方は中外旅行社を通じて、手配お願い致します

同行、観戦旅行手配について
中外旅行社


[訪朝、現地スケジュール]
☆8月28日(木)
羽田出発→北京到着、北京出発→平壌到着
ホテル到着後、記者会見(高麗ホテルにて)
会見終了後、共和国側歓迎レセプション(高麗ホテルにて)

☆8月29日(金)
▼午後
アントニオ猪木表敬訪問、選手たち市内観光
▼夕方
スポーツ村にてアントニオ猪木、選手たち一般市民交流とPR
※子供たちを対象に選手たちと交流、モランボン楽団の鑑賞

☆8月30日(土)
大会1日目 18:00開始
▼オープニング
アントニオ猪木、張飛挨拶
現地歌手のステージ予定
試合開始
休憩明けテコンドー、合気道、シルムの実演

☆8月31日(日)
大会2日目 18:00開始
▼オープニング
アントニオ猪木、張飛挨拶
現地歌手のステージ予定
試合開始
休憩明けテコンドー、合気道、シルムの実演
▼イベント終了
クロージング

☆9月1日(月)
▼選手
一日観光
▼夜
アントニオ猪木主催のレセプション(場所:未定)
※アントニオ猪木、張飛、選手参加

☆9月2日(火)
平壌出発→北京到着、北京出発→羽田到着

※本日時点でのスケジュールになります。今後日程、内容が変更になる可能性がありますこととご了承下さい

[張飛(チャン・ウン)氏の主な役職]
国際オリンピック委員会(IOC)委員
国際テコンドー連係総裁
国際武道競技委員会委員長
国家オリンピック委員会委員長

[柳京・鄭周永(リュギョン・チョンジョヨン)体育館]
平壌市内柳京地区にある総数20000人収容の体育館。韓国の現代グループの創始者・鄭周永(チョン・ジョヨン)氏が建設を支援したため、彼の名前がついた

プロ格 情報局