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7/16【新日本】過酷日程&西武ドーム対策 永田がG1へ「灼熱特訓」を公開(写真あり)

 『G1 CLIMAX 24』(7月21日開幕)に出場する永田裕志が16日、都内・新日本道場で練習を公開。3週間の過酷日程と炎天下での開催が予想される最終戦の西武ドーム対策として灼熱特訓を敢行した。

 今夏、永田は16年連続16度目のG1出場を果たす。2001年の初優勝以来、夏の栄冠から遠ざかっているものの、46歳とは思えないコンディションを維持し、まだまだ元気いっぱい。13年ぶり2度目の優勝を狙う。

 しかも今年は3週間に及ぶロングラン。46歳の永田にとって“過酷な夏"となるのは間違いないが、当の本人は不安視していない。それどころか「強行なスケジュールをあえて望むところだという思いに駆られた。こういう強行日程だからこそ、あえて元気いっぱい臨んで、勝ち抜いて、優勝する」と燃えに燃えている。

 過酷日程に加え、優勝戦の舞台となるのは屋外の西武ドーム。猛暑にさらされる可能性大とあって、永田はこの日、その対策として「西武ドーム灼熱特訓」と題した公開練習に臨んだ。夏場は灼熱地獄と化すことで知られる新日本道場の中で、あえてストーブまでたき、室内温度40度をゆうに越える中、永田は縄跳び、ウェートトレ、ミット打ち、小松洋平とのスパーリングを敢行。あっという間に永田の体から大粒の汗がこぼれ落ちた。

 公開練習を終えた永田はさすがに疲労困ぱい。呼吸を乱しながら、しばしリング上でへたり込んだ。「46の永田裕志がアンチエイジングというものをG1で広めようじゃないかと。正々堂々、受け止めてやろうじゃないかと、あえて非現代的な暑い中での特訓を思いついた」という永田は、実践してみて「これさえクリアすれば、どんな暑くても無理なくできる」と確信。「暑くて仕方ないところでやるという意味では、あえてこういう非科学的な特訓は今あえて見直されるべきじゃないか」との自論も説いた。

 公開練習後は新日本道場特製キムチちゃんこと、カレー店「CoCo壱番屋」とのコラボで発売中の『ココイチ真夏の祭典カレー』を平らげて栄養補給にも余念はない。「優勝を勝ち取れる自信があるうえで、無茶なことをしてでも優勝してやろうという気持ちが強い」。そう言い切るのも自身が標榜するアンチエイジングを証明するため。「その年でという言われ方するけど、数年前からそういう目線がしゃく」と衰えに抗う永田は、「まだできるのにという思いが強い中で、来年47でも48でも自分の気力体力があるうちは過酷な条件に臨んでやろうという気持ちがある」と意気軒昂に言い切った。

 G1史上最年長優勝記録は96年に制覇した長州力の44歳8ヶ月。己の主張を証明するためにも、永田は46歳4ヶ月にして13年ぶりV2による記録更新を成し遂げる。
※永田のコメントは別項に掲載します

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