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7/19【新日本】欠場・飯伏に代わって本間が初出場「俺の優勝ゼロじゃない」 G1直前会見(写真あり)

 『G1 CLIMAX 24』直前会見が19日、東京・明治記念館で行われ、リーグ戦出場全22選手が出席し、真夏の祭典へ向けた意気込みを語った。また、緊急欠場となった飯伏幸太に代わって本間朋晃の初出場が決定。Aブロックに入った本間は初出場で、「この世の中にゼロってことはないんだなと思いましたね。ゼロがないってことは僕がG1で勝つってこともありうる」と突然舞い込んだビッグチャンスをつかむ構えをみせた。

 24回目を数えた今年のG1は開幕前から波乱に見舞われた。開幕3日前になって飯伏の緊急欠場が決定したのだ。7・4後楽園大会で頭部にダメージを負って戦線離脱中の飯伏は3日前の練習中に体調不良を訴えた。病院で検査を受けたものの頭部に異常は見られず。それでも頭部のダメージは残り、7月4日から1ヶ月間のドクターストップがかかった。

 そのため2年連続出場予定だったG1は全戦欠場。代打として白羽の矢が立てられたのは本間だった。シングル戦線における実績は乏しいものの、5・3博多大会では石井智宏のNEVER無差別級王座に挑戦し、激闘を展開。ファンからの支持も高いとあって、G1初出場に異論を挟む声はなさそうだ。

 突然舞い込んだビッグチャンスに本間も驚きを隠せない。毎年G1出場を訴えながらかなわないままだったが、棚ぼたとはいえついに念願の真夏の祭典初出場が決まった。「この世の中にゼロってことはないんだなと思いましたね」と感慨深げに喜びを口にした本間は「ゼロがないってことは僕がG1で勝つってこともありうる。勝っていきたい」とどん欲に夏の栄冠獲りを見据えた。

 飯伏の代わりにAブロックに入った本間は、7・21札幌大会での初戦で棚橋と対戦する。この二人はタッグを組む機会も多く、棚橋も「本間選手の日々の頑張りというのはみてます。十分G1 CLIMAXで戦えると思います」と本間を認めている。開幕戦以降、青森、山形、秋田、仙台と東北4箇所を転戦。山形県東根市出身の本間は地元凱旋ともなり、「僕が勝つことによって、東北、山形の人間も頑張ってるんだというところをみてもらえれば」と積極姿勢で白星を狙っていくつもり。「同じ同級生として、勝ったことがないんで、勝ってみたい」とまずは初戦での逸材食いを見据え、「特に勝ちたいのは、柴田選手、石井選手。絶対勝ちたい」とも次なる標的も定めた。

 真夏の祭典・G1はいよいよ2日後の21日に開幕。“空前絶後の夏"がいよいよ始まる。
※両ブロック出場選手のコメントは別項に掲載します

【菅林直樹会長の話】「昨日リリースで発表しましたが、本大会に出場予定だった飯伏幸太選手ですが、7月4日以降、病院の検査により頭部による異常は見られないものの、ダメージが残っています。7月4日から1ヶ月間は試合出場をストップし、G1は全戦欠場となりました。代わりに本間朋晃選手の出場が決まりました。このビッグチャンスをものにして大会を盛り上げてくれることを期待しています」

【飯伏の話】「7月4日の試合で脳震とうを起こしまして、病院に運ばれて、CTを撮ったんですけど、その時は異常はありませんでした。それから何箇所か病院に行って検査したんですけど、その時も異常はなく、2週間あれば試合に復帰できるというふうに言われたので、安静にして準備はしていたんですけど、おとといの練習中に少し気持ち悪くなった。三澤先生に相談したんですけど、そこで脳医学の病院を紹介いただき、MRIを撮ってその結果も異常はありませんでした。でもまだ少しダメージの方が残ってるということで、ドクターストップで欠場することになりました。すみません。G1は凄く楽しみだったし、出たかったので残念です。万全の状態で復帰して、今まで以上の試合ができるように頑張ります」

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