8/6【全日本】会見における曙の詳細コメント(写真あり)
6日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見した曙の詳細コメントは以下の通り。
【会見における曙】
▼曙「皆さんご存知のように今年はじめ絶好調で、三冠をずっと防衛し続けてたんですけど、そこからちょっと体調を崩して、残念ながらベルトを返上することになりました。それから何ヶ月か経ってきて、早くベルトを取り戻したくて、三冠は伝統あるベルトなんですけど、新しいベルトになってから曙しか巻いてなかった。それをずっと誇りに思って試合に臨んでたけど、返上してから新しいチャンピオン3人が誕生し、やっぱり取り戻さなければいけないなと自分の中で思ってるし、今度8月30日、名古屋・愛知県体育館。僕も現役時代からそこで大勝負をしてきたつもり。体育館は皆さんご存知だと思うけど、若貴(若乃花、貴乃花)と三つ巴戦やった所だし、あの時の気持ちを胸に持って、預かってもらってる三冠ベルトは必ず取り戻したいなと思います」
――現在の体調は?
▼曙「普通に練習してる分とか全然問題ないんですけど、長く休んだこともあるんで勝負勘ですね。本当はできたら違うところでも出て、試合の体を作りたかったんですけど、それはなかなか今の状況でできなくて、ぶっつけ本番ですね。前哨戦を練習する気持ちで思い切り当たっていくだけですね」
――ドーリングが三冠王者になったことについては?
▼曙「もともと巻く人だろうと思ってたし、何回か勝負させてもらってるけど、五分に近い成績なんで、力的には申し分ないと思ってますね」
――昨年11・24長野での三冠戦では勝利しているが?
▼曙「去年の長野は去年の長野で、それは置いといて、1年近く経ってるから本人も違うだろうし、僕の状況も状況なんで、お互いの状況とか全然違う。ただ決まった限りは勝ちたいと思ってますね」
――練習を再開したのはいつから?
▼曙「先月ですね。7月の半ばぐらいですかね。今、絶好調ですね。練習していいよと言われた時、歩いて5分ぐらいでダメでした。やっぱり毎日毎日やらないと。必ず毎朝、何かやってますね」
――いい充電期間になった面もあるのでは?
▼曙「最近は2年ぐらい頑張って、一回充電しておかないと。結構、自分なりなんですけど、三冠への思いとか、それだけ苦しい戦いをしてたと思うんですよね。精神的にも体的にも。三冠はそこらへんに置いてあるベルトじゃないし。だんだん気づかないうちに弱ってたけど、今ちょうどいいぐらいじゃないですか」
――本番当日は残暑が厳しい時期だが、暑さ対策、スタミナ対策は?
▼曙「絶好調の時はああでもない、こうやりたいって言えるけど、とにかくぶつかっていくのみ、必死に食らいついていくのみです。ああやりたいとか、こうしたいとか、早い試合を考えてるとか言ってる余裕は今のところないですね」
――長期戦に持ち込まれたら?
▼曙「ドーリング選手も長期戦になったらきついかなと思うんですけどね。僕らの試合はたぶん一番長いのが10分ちょっと。2、3分で終わった試合もありますからね。だから8月30日までに何試合かあるんで、そこでじっくり体を慣らしたい」
――返上後、3人の三冠王者が生まれる状況をどうみていた?
▼曙「みてる方とやってる方の違いだと思うんですけど、全くみてなかったですね。みてないというかみられないというか。昔からそう思ってたんですけど、今回一番感じたのは僕ら休んでたらプロレスみるもんじゃないですね。会場に行ってサイン会やったりとか、試合やってる時のお客さんの反応とか聞こえると、結構寂しいものがあるんですよ。俺はそこにいなかったんで。体がいうこと効かない時はイライラが募るし、調整が遅れるし。チャンピオンが変わったという情報は聞いたけど、試合内容とかは全くみてません。三冠戦をやってる時、わざわざジム行ったり」
――負けずして三冠王座を返上したが返り咲いてからやりたいことは?
▼曙「その続きをやりたいんですよね。三冠のあとは去年、初めて獲った王道トーナメントも控えてるし、去年の優勝者として、今年はぜひ三冠チャンピオンとして出て、王道トーナメントチャンピオンも獲りたいですね。偉そうとかそういうつもりじゃないけど、全日本プロレスの横綱的な位置に戻りたいと思ってますね」
