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8/18【NOAH】背水・丸藤がBRAVE勢総出のセコンド投入を宣言、森嶋は“超危暴興行”視野に GHC戦調印式(写真あり)

 8・24後楽園大会のGHCヘビー級選手権試合「(選手権者)丸藤正道vs森嶋猛(挑戦者)」に向けた調印式が18日、東京・有明のノア事務所で開かれた。“前哨戦全敗"の屈辱となった丸藤は、BRAVE勢総出のセコンド投入を宣言。一方の森嶋は早くも王座奪取後の“超危暴軍興行"開催を視野に入れた。

 8月に入って丸藤と森嶋は4回対戦。(うち3回は前哨戦) そのすべてで森嶋が丸藤から直接ピンフォールを奪った。すべての前哨戦で王者が直接敗れるのは前代未聞。この日の調印式で丸藤は「結果は結果。確かに前哨戦ですべて直接負けてしまうというのは、チャンピオンとして許されないこと」と唇を噛んだ。「それもタイトルマッチで攻略するための“良い材料"にして防衛につなげたい」と話し、教訓を最大限に生かすしか道は無い。

 超危暴軍の結束はここに来て急激に強まっている。結成から半年が経過した“蓄積"に、森嶋の復帰、拳王&大原はじめ組のジュニアタッグリーグ戦優勝という“勢い"も加わり、常とう手段である乱入や介入行為も迅速かつ巧妙化。丸藤もその餌食となった感が強い。

 「それが超危暴軍としてのやり方だと思うし、それもある意味“チーム力"なんだとは思う」と話した丸藤だが、「だからこっちも当日はBRAVEのメンバーにセコンドに就いてもらって、“男と男の勝負"を邪魔させないようにしたい」と対抗策としてBRAVE勢全員のセコンド投入を宣言。BRAVEは5人、超危暴軍は4人と人数的にはBRAVE勢が上回っており、“数の論理"で超危暴軍の無法行為を監視、抑止する構えをみせた。

 一方の森嶋も「俺らはいつもと変わらず総力戦。余裕とかもないし、すべて使ってチャンピオンをしっかり倒す」と公言。とはいえすでに王座奪取は規定路線で「強いチャンピオンに出てきて欲しいな、と。強いチャンピオンに勝たないと意味がないんで」と丸藤に“覚醒"すら求めた森嶋は、「ベルトを独占していく意思もあるし、俺たちが獲ることができれば、超危暴軍がメインの興行ができたらいいな、とは思うね」と早くも“超危暴興行"の開催も視野に入れた。“総力戦"の様相となった真夏のGHC戦。10月にはグローバル・リーグ戦も控えるだけに、今後の覇権争いを占ううえでのキーポイントとなる。


【調印式の模様】
――前哨戦では全敗に終わってしまったが?

▼丸藤「結果は結果。そこは認めざるを得ない部分もありますが、認めたくない部分もある。確かに前哨戦ですべて直接負けてしまうというのは、チャンピオンとして許されないこと。でも、それもタイトルマッチで攻略するための“良い材料"にして防衛につなげたいと思います」

――丸藤に4連勝中だが?

▼森嶋「勝ってるからって油断はしてないけど、強いチャンピオンに出てきて欲しいな、と。強いチャンピオンに勝たないと意味がないんで」

――超危暴軍の乱入、介入行為に苦しめられてきた結果でもあるが?

▼丸藤「それが超危暴軍としてのやり方だと思うし、それもある意味“チーム力"なんだとは思う。だからこっちも当日はBRAVEのメンバーにセコンドに就いてもらって、“男と男の勝負"を邪魔させないようにしたい。あとは毎度毎度同じミスをしている西永レフェリーにしっかりしてもらいたい」

――本番でも超危暴流は変わらない?

▼森嶋「俺らはいつもと変わらず総力戦。余裕とかもないし、すべて使ってチャンピオンをしっかり倒して、ノアの中で中心として暴れていきたい」

――これまでの挑戦時とは違う心境だと思うが?

▼森嶋「チャンピオンはずっとやり合ってきた相手。今さら気負いもない。これまでGHCの名のもとにいろんなことをやってきたけど、確実に今までのタイトルマッチとは違う試合になる。それに俺らには今年1月から貫いてきたプロレスがある。俺たちなのかBRAVEなのか、観に来てもらってしっかり判断してもらいたい」

――前哨戦から得た教訓は?

▼丸藤「やっぱり超危暴軍としてのやり方。セコンドすべてに目を配っておかないと負けてしまう。あとはラリアットとバックドロップを立て続けに浴びると返せない。その2つは特に気をつけたいと思います」

――超危暴軍の展望としては?

▼森嶋「もちろんベルトを独占していく意思もあるし、俺たちが獲ることができれば、超危暴軍がメインの興行ができたらいいな、とは思うね」

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