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8/18【全日本】8・30世界タッグ戦へ宮原が秋山狩り再現予告、王者組は時計の針逆戻し宣言(写真あり)

 8・30名古屋大会で世界タッグ選手権試合を控える第67代王者組・秋山準&大森隆男、挑戦者組・潮崎豪&宮原健斗が18日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。タッグ2冠のチャンスを得た宮原が秋山撃破の再現を見据えれば、王者組は高い壁となって時計の針を逆戻しさせる構えをみせた。

 3大タイトルマッチとなる8・30名古屋大会。世界タッグ戦は王者組の秋山&大森にXceed・潮崎&宮原が挑む。両チームは昨年10月の両国大会で激突し、秋山&大森が勝利。昨年暮れの最強タッグ公式戦では30分時間切れドローに終わっている。

 王者組は7・12大阪大会でKENSO&長井満也を返り討ちにして以来2度目の防衛戦となる。同期入門の秋山と大森は若手時代からしのぎを削ってきた間柄で、一度は袂を分かったものの、古巣・全日マットで再会。「今まで散々試合をし、散々タッグを組んできました。その結果がここにある世界タッグのベルトです。悪いけど挑戦者の潮崎、宮原とは重みが違う」と大森が違いを強調すれば、秋山も「やってきた時間すべてが違う」と同調。ともに22年間のレスラー人生で培ってきた豊富な蓄積に絶対の自信を持っている。

 新生・全日本は現在、潮崎率いるXceedと諏訪魔率いるEvolutionの抗争が主軸となりつつあるが、ベテランの二人も退くつもりはさらさらない。潮崎&宮原を「急造チーム」呼ばわりした大森は「そう思い通りに一気に上がらせない。俺らが守ってきたベルトの価値を持っていかせるわけにいかない」と誓うばかり。秋山も7・27後楽園大会で宮原に初勝利を献上したとあって挑戦者組の勢いは認めながらも、「(宮原の)将来のためにもそうそう簡単に勝たすわけにいかない。新しい、いい芽を出すためにも今回はバッチリ刈り取ってやろうと思います」と壁となって立ちはだかり、時計の針を逆戻りさせる構えをみせた。

 一方、潮崎は復帰早々にタッグの至宝獲りの機会を得て燃えている。復帰前に世界タッグ挑戦が決まり、「ここに向けて復帰前から自分の気持ちは上がってきてる」と照準を定めてきた。前夜の沼津大会で対戦した秋山から「チョップの威力は正直まだまだ戻ってない」と指摘されても「チョップがまだまだと言われても、それは打っていきますし、そこで完全復活というよりも、欠場前よりもさらに上にいっておきたい」とキッパリ。「向こうがやってきた時間、そういうものを超越して、このタイトルマッチですべて超えていきたい」と誓った。

 パートナーの宮原は8・16後楽園大会で鈴木鼓太郎とアジアタッグ王者に君臨したばかり。レスラー人生初のタイトル戴冠によって「今、自分には勢いがある」と確信しており、「世界タッグを獲ってタッグベルトの3冠チャンピオンになりたい」と誓うばかりだ。

 7・27後楽園大会ではタッグながら秋山からの初勝利ももぎ取った。タッグ2冠制覇を成し遂げれば、自らの手で吹きつつある“新しい風"がより強まるのは確実。「目の前のチャンスをつかむには僕にかかってる」と自身をキーマンに定めた宮原は「この中で埋もれるつもりはないんで、一気に突き抜けたい」とタッグの至宝獲りでトップ戦線に食い込むつもり。そのためにも「チャンピオンの二人に勝ったことがあるし、その瞬間が僕の体に残ってるので、愛知県体育館でまたやってやろうと思います」と秋山撃破の再現を予告した。

 高い壁となろうとしている秋山&大森に対し、潮崎&宮原はそれを突き破って新時代の突破口とするつもり。世界タッグのベルトをかけた両陣営の激突は時代をかけた世代闘争の様相を呈してきた。
※秋山&大森、潮崎&宮原のコメントは別項に掲載します

☆8/30(土)愛知県体育館(名古屋)『サマー・インパクト2014最終戦〜もっと名古屋を!!〜』17:00開始

▼世界タッグ選手権試合
[挑戦者組]
宮原健斗
潮崎豪
(1/60)
大森隆男
秋山準
[第67代王者組]
※秋山&大森2度目の防衛戦

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