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8/18【IGF】鈴川戦へミノワマンが「100%の一歩」な公開練習 プールでの“漂流特訓"も告白(写真あり)

 8・23両国大会『IGF2』で鈴川真一とのIGF(MMA)ルールマッチに臨むミノワマンが19日、東京・蒲田の総合格闘技ジム『CORE』で公開練習。今回のテーマである「100%の一歩」に基づいた練習を公開した。

 これまで幾多の公開練習でユニークな特訓を披露してきたミノワマンだが、この日のメニューはいたってシンプル。「シャドーボクシング」「サンドバックへの打ち込み」「寝かせたサンドバックへの各種攻撃」に取り組んだ。

 とはいえ“ミノワマンワールド"は健在。すでに会見の席で鈴川戦のテーマを「100%の一歩」と設定したミノワマンは、その理念を改めて説明した。

 「例えば今、ジムの外を走ってる車も“100%"の結晶です。あらゆる部品がすべて“100%"だからこそ、100%の車として走ることができる。仮に車輪が90%の大きさしかなかったら走ることはできない。逆にネジを120%の力で締めてしまったら、壊れやすくなってしまう。格闘技も同じだと最近気づきました。ひとつひとつの動きで“100%"を積み重ねていれば、いつか勝利にたどり着くことができる」。

 シンプルな公開練習に行き着いた理由をそう語ったミノワマン。これまで自身の中で“100%"ではなかった部分を問われると「心ですね」と即答し、「心が体を動かす。心が100%でなければ、体も100%は動かない。よく『120%の力で勝つ!』と言いますが、確かに120%頑張れば、その場は片付くかもしれない。でも、行き過ぎたことには反動が付き物。現状持っているものの中で100%を目指す。これが大事だと思いました」と続けた。

 “100%"を目指す過程で、自宅近くのプールにも通ったという。「歩くことや泳ぐことが目的ではなく、いかに“浮くか"の特訓をしました。力を入れすぎてしまえば沈んでしまうし、力を抜きすぎても沈んでしまう。まだ2秒間ぐらいしか浮いてられない。10分、20分浮いてられるように頑張りたい」と目的を説明。家族連れでごった返すお盆休み中のプールでひとり“漂流特訓"を敢行していたことも明かした。

 もちろん鈴川対策にも取り組んできた。相撲出身の鈴川が相手なだけに、出会いがしらの“ぶちかまし"の強さを警戒。IGFルールでは「相手をつかまない場合の頭突きは有効」なだけに、この日の公開練習でもサンドバックに頭突きを入れるシーンもあった。それでも「考え方を固めてしまうと、それ以外のことが起こったときに対処できなくなる。何が起こるか分からないので、あらゆる状況に柔軟に対応していくことが大切」と強調した。

 相撲出身の鈴川とは体重で20kg、身長で10cmの体格差が開きがあるものの、そこは幾多の巨漢戦士を料理してきたミノワマン。「自分にとって体格差というのは、ただの言葉でしかない。体格に差があるからといって、どっちが有利になるかは分からない。だから体格差があると考えた時点で、その人の中で“体格差"が生まれてしまうし、大きいほうが有利と考えた時点で、その人にとってはそうなってしまう」と持論を展開してみせた。

 ともあれ、シンプルな公開練習でもやはり最後は独自の世界観に報道陣を引き込んだミノワマン。超人が目指す“真夏の100%"の行方に注目だ。

☆8/23(土)東京・両国国技館『HEIWA FieLDS presents INOKI GENOME FIGHT2』17:00開場、18:00開始

▼ROAD to INOKI BOM-BA-YE 2014チャレンジトーナメント1回戦
U-BOY
vs
森川修次

▼ROAD to INOKI BOM-BA-YE 2014チャレンジトーナメント1回戦
酒井リョウ
vs
安藤純

▼GENOMEルールマッチ
奥田啓介
vs
スーパー・タイガー

▼IGFルールマッチ
トラビス・ビュー
vs
クリス・バーネット

▼IGFルールマッチ
ラマザン・エセンバエフ
vs
山本勇気

▼IGFルールマッチ
鈴川真一
vs
ミノワマン

▼GENOMEスペシャルタッグマッチ
クラッシャー川口
藤田和之
vs
ジェロム・レ・バンナ
小川直也

▼IGFチャンピオンシップ
[挑戦者]
ミルコ・クロコップ
vs
石井慧
[第3代王者]
※石井初防衛戦

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