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8/20【全日本】曙が王者ドーリングの変化実感も 三冠王者としての王道トーナメント連覇見据えた(写真あり)

 8・30名古屋大会で三冠ヘビー級王座挑戦を控える曙が20日、神奈川・横浜市の全日本道場で練習を公開。弟子入り志願してきたSUSHIとのぶつかり稽古で汗を流した曙は、王者ジョー・ドーリングの変貌に目を見張りながらも、「三冠チャンピオンとして王道に出て、もう一回獲りたい気持ちは大」と三冠返り咲きと王道トーナメント連覇を見据えた。

 8・16後楽園大会で4ヶ月ぶりに復帰した曙は、8・30名古屋大会での三冠挑戦へ向けて調子を上げている。この日は弟子入りを志願してきたSUSHIとぶつかり稽古を披露。SUSHIをちぎっては投げちぎっては投げで圧倒し、好調ぶりをみせつけた。

 当の本人も復帰後2戦を消化し、「正直言うと思ったより体の動きもよかったし、スタミナ面でもよかった」と実感。復帰戦ではリングに戻ってこれた喜びに浸ったこともあって、いつも以上に疲労を感じたといい、「調子的には100パーセントなんですけど、まだ2試合しかやってないんで。試合勘はやれば戻ってくると思うけど、何と言っても気持ち」と平常心を保つことを課題に挙げた。

 王者・ドーリングと三冠をかけて戦うのは昨年11月以来9ヶ月ぶり2度目。「また一つ歴史に残る試合になるのは間違いないとは思ってますね。これこそ全日本プロレスっていう試合になる」と確信している。その理由として曙はドーリングの変化を挙げた。「顔つきもそうだし、体もそうだし、余裕もって今試合してますね。たったの3ヶ月、4ヶ月前で変わった。前はタッグで当たった時も本人が倒せなくてテンパった時が多かった。今回は倒せなくても余裕もってぶつかってくるから、こっちとしてもやりづらい」と特に精神面での違いを実感。早くも王者の風格を漂わせつつあるドーリングに対し、「今回立場が逆ですからね。真っ正面からいくしかないんで。お客さんもそれを期待してるだろうし、誰がどうかわすかとか問題ではない。だから(試合時間が)短くであろうが長くであろうが必死に食らいついていくのみ」との構えをみせた。

 三冠戦の先にも曙は大一番を控える。9月15日開幕の『第2回王道トーナメント〜2014オープン選手権〜』だ。昨年度覇者として出場が決まった曙は、1回戦で吉江豊と対決。今は三冠戦に集中する身だが、当然狙うは連覇。昨年は王道トーナメントを制覇し、その余勢を駆って三冠初戴冠を果たしたが、ドーリングに勝利すれば今年は王者としてエントリーすることになる。三冠奪回も連覇も過酷であることを覚悟の上で曙は「三冠チャンピオンとして王道に出て、もう一回獲りたい気持ちは大」と誓った。

 そのためにもまずは4ヶ月ぶり2度目の三冠戴冠を果たすのみだ。舞台は大相撲時代から慣れ親しんだ愛知県体育館。「(若貴と)三つ巴戦やったところだし、3年間優勝できなくて10回目の復活優勝したところだし。条件は揃ってるんで、あとはやるのみ」と気合を入れた曙が一気に頂点返り咲きを目指す。
※曙のコメントは別項に掲載します

☆8/30(土)愛知県体育館(名古屋)『サマー・インパクト2014最終戦〜もっと名古屋を!!〜』17:00開始

▼三冠ヘビー級選手権試合
[挑戦者]

(1/60)
ジョー・ドーリング
[第50代王者]
※ドーリング初防衛戦

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