プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

9/8【WRESTLE-1/ZERO1】耕平との再戦決定 世界ヘビーV2戦へ船木「前回とは別人のつもりで戦う」(写真あり)

 ZERO1の9・19後楽園大会で佐藤耕平の挑戦を受けることになった世界ヘビー級王者・船木誠勝が8日、都内WRESTLE-1事務所で会見。約2ヶ月ぶりの再戦となるものの「別人のつもりでいく」と語った。

 9・6大阪大会で大谷晋二郎の挑戦を退け、初防衛に成功。ZERO1の火祭りをはさんだことから、戴冠から初防衛まで約2ヶ月を要しただけに、船木は初防衛を果たしたその場で、次期挑戦者を「明日までに決めて来い」とZERO1サイドに要求していた。

 名乗りを上げたのは耕平だった。7月のW-1両国大会で船木に敗れて王座流出を許した張本人。船木にも異存はなく、即座にZERO1の9・19後楽園大会での王座戦が決定した。

 会見で船木は「初防衛戦はなかなか決まらなかったんですが、今回は3時間で決まりました。その場で答えを出すように要求したら、やはりベルトを落とした本人が来るだろう…という予感もありました」と“思惑通り"を強調。耕平とは立場を変えて約2ヶ月ぶりの再戦となるが、「2回目となるんで、前回とはまったく違う形で来ると思ってます。ZERO1の大将である大谷選手が負ける姿を目の前で見てるはずですから、今回は気持ちも凄いはず。前回とは“違う人間"の挑戦を受ける立場でいます」と表情を引き締めた。

 敵地に乗り込んでの防衛戦は初めて。大谷との前哨戦のため、9・4ZERO1新木場大会に参戦した際には、ZERO1ファンからの拒絶反応もあった。「あそこまで歓迎されていないとも思っていなかったですし、いつもの倍疲れましたね。だから今回は(ブーイングなどは)全部無視して、佐藤選手を倒して防衛することだけに集中したい」と不動心で臨むつもりでいる。

 当初はW-1王座との“統一"すら見据えていたが、世界ヘビーへの愛着も出てきた。「今、ガウンのかわりにベルトを巻いて入場していますし、自宅に持って帰っているので、“あるのが当たり前"な状況になってます。初防衛戦も終えて、やっと自分のものになってきたな…という気持ちは凄くあります」と話し、「当面はW-1チャンピオンシップと合わせて二冠を目指していきたい」と“統一"ではなく、“二冠"を目指す構えも示した。

 来週にはリアルジャパンマットにも参戦し、週末にはW-1チャンピオンシップ初代王者決定トーナメントも開幕。勝ち上がればトーナメントの最中に世界ヘビーの防衛戦をはさむ形となるだけに「三冠を巻いていた時も思いましたが、やはりタイトルマッチというのは消耗が激しい。手足の捻挫や打撲で3ヶ所痛めている部分もあるので、今はできるだけ休んで、来週になったら連戦に向けて集中していきます」と“敵は己"の側面も強調した。

プロ格 情報局