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9/16【新日本】ファレと今年4度目のシングル 白いベルト奪還へ中邑が覚悟あらわ「自分の指針が全て決まる」 IC王座戦調印式(写真あり)

 IWGPインターコンチネンタル選手権試合「バッドラック・ファレvs中邑真輔」(9・21神戸)の調印式が16日、都内・新日本事務所で行われ、菅林直樹会長同席のもと両者が調印書にサイン。今年4度目のシングル対決となるファレの成長に目を見張った中邑は「自分の指針、それですべて決まってくるんじゃないか」と9・21神戸決戦に浮沈をかける構えをみせた。

 9月のビッグマッチ9・21神戸大会のメインイベントはファレと前王者・中邑のIC王座戦。6・21大阪大会でファレに敗れて陥落した中邑にとってリターンマッチとなる。しかも両者はこれが今年4度目の一騎打ち。3・23尼崎のNEW JAPAN CUP決勝戦、6・21大阪のIC王座戦、8・8横浜のG1公式戦と3度の対決は2勝1敗で中邑が勝ち越している。

 現在開催中の9月シリーズでも両者は連日、前哨戦で激突。「リング上で戦うたびに俺はそれまでと同じようなことはしていない。常に変化しながら戦っている」と進化を実感しているファレは、「俺は凄いパワーと技術を持ったレスラーであることをみせつけ、神戸では中邑からフォールを獲ってみせる」と自信満々に豪語してみせた。

 ファレの覚醒は「とても凄い選手に育っていったことも自分は凄ぇ思ってる。リスペクトに値するほどの破壊力、怖さを持った選手であることも知ってます」と中邑も認めるところ。「ファレの成長するスピードが速いわけですよ、自分が感じる中では。それこそ毎日重くなってるんじゃないかというぐらい」と日々実感させられてもいる。

 ただ、中邑ベルトと言っても過言ではないIC王座には誰よりもこだわりが強く、「インターコンチの価値はある種、作り上げられたとは思う」と自負している。だからこそ「あとは巻いた人間がどう扱うか」と考えており、ファレの王者としてのあり方に「白いベルト、インターコンチのベルトを持って何をしたいか分かりません」と疑問符をつけた。

 当然、ファレも「それはこれから俺がみせていくし、非常に大きなことをやっていく」と思い描いている青写真はあるが、中邑は「タイトルマッチが決まった以上、それをさせるまでもなく自分がまた白いベルトを巻きたい」とその前にICベルトを奪い戻すつもり。今年も残り4ヶ月を切り、1・4東京ドームの大舞台も視界に入ってくる時期。中邑は「この神戸の一戦が上半期というなら上半期だろうし、今後と言えば今後だろうし、自分の指針、それですべて決まってくるんじゃないかなと思いますね」と定め、ファレとのIC王座奪還戦に今後の浮沈をかける構えをみせた。

 「ベルトというのはそこにどういう主張を打ち出していくかが重要になる」。そう考える中邑はファレが王者像を作り上げる前に白いベルトを奪い返し、再び自分色のIC王座戦線を描いていくつもりだ。
※ファレ、中邑のコメントは別項に掲載します

☆9/21(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール『DESTRUCTION IN KOBE』16:00開始

◇第10試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合
[挑戦者]
中邑真輔
(1/60)
バッドラック・ファレ
[第9代王者]
※ファレ初防衛戦

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