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9/25【ドラディション】会見における藤波、丸藤の詳細コメント(写真あり)

 25日、都内・西調布格闘技アリーナで会見した藤波辰爾、丸藤正道の詳細コメントは以下の通り。

【会見における藤波、丸藤】
▼藤波「来たる11月19日、後楽園ホール、この大会で自分が還暦を迎えてどういう戦いをするのかというのが一つテーマにありまして、自分がリングに立つ以上、ただ立つだけじゃなくて、どっかに刺激がある試合というのがやりたい。今回そういう部分では今の自分にとっては、いくら過去のあれがあろうと、現在の自分を見た時、自分が60という年齢を迎えて、果たして受けてくれるだろうか半信半疑だったんですが、現時点で日本のトップレスラー、ましてや腰にベルトを巻いてる。そういう立場である丸藤選手を希望しまして、快くOKの返事をもらいました。これは自分の中で非常に衝撃的な部分ではありましたし、今、自分がどれだけリングの上で、しかもシングルで今まで自分が培ったものを出せるか。周りがどういう形でとらえるかわかりませんが、しばらくシングルという戦いを経験してなかった。今回は逃げ場のない60分というシングルマッチですから、失礼のない戦いを挑もうかなと。そういう意味で丸藤選手に感謝します」

▼丸藤「ご指名いただきありがとうございます。自分の中で藤波さんには尊敬の念しかありません。先ほどから60とか還暦という言葉が出てますが、そんな印象はなく、ご謙遜されてる中で、本当のプロレスラーという部分で心の奥底ではふつふつと熱いものがあると思います。僕も指名していただいた以上、全力で藤波辰爾を倒しにいかせていただきたいと思います」

――タッグで当たった時にシングルでやりたいと思った?

▼藤波「そうですね。あの時はじっくりみるっていうわずかな時間だったけど、自分の中でもう一回シングルでというのがあった。当たった感触としては奥の中に自分がつかみきれない丸藤選手がいるんでね。今回それを引き出したいなと思いますね」

――藤波選手とタッグ対決した時の印象は?

▼丸藤「正直言って空気には呑まれてしまったかなという実感がありました。これだけのキャリアを持っている選手と当たれることもなかなかなくなってきてしまったので、前回も相対するだけで楽しかったのが、今回はシングルマッチ。前回以上に楽しみな部分があります」

――10・12横浜の関本戦に勝ってGHC王者として藤波選手と戦いたい?

▼丸藤「そうですね。それはもちろん自分が今、ベルトを持っていて、防衛戦も控えて、それはもちろん防衛していくつもりなので、ノアの代表、ノアの顔として藤波さんの前に立ちたいですね」

――王者として負けられない?

▼丸藤「もちろん試合なんで、勝負させていただきますし、あまり藤波辰爾というのを楽しみすぎようとすると足をすくわれる可能性大だと思うので、そこは気をつけたい」

――丸藤選手、GHC王座どちらに魅力を感じる?

▼藤波「これはまずは丸藤選手という個人ですよね。今腰に巻かれているベルト、これは自分がおこがましいかなと思って、ベルトを巻いてという戦いは自分も言い切れなかったんですけどね」

――このキャリアで現在のトップレスラーの一人である丸藤選手とシングル対決というのは勇気のいることだと思うが?

▼藤波「あまり自分で年のことは言うつもりはないんだけど、かつてジャイアント馬場さんが還暦でリングに立たれた姿を見てますし、猪木さんと60分戦った時も猪木さんが45で自分が10歳下の35。今回リング上でどういうものを感じ取るか。今だったら第一線の選手とシングルで戦いたいという気持ちがありますね」

――結果次第でベルト挑戦の可能性も出てくるが?

▼藤波「そうなるような、本人が口に出すようなものをみせないとね。それは自分のコンディションいかんでしょう」

▼三沢光晴さんも巻いたGHC王座の印象は?

▼藤波「歴史でしょうね。今の日本のプロレス界を代表する一つのベルトですから。実際、僕も生で見てないんで、見てみたいし、興味もあります。もしやれるとしたら最後の挑戦でしょうね。反対に彼から指名されるような試合をしたい。それにはレスラーとして自分自身がどれだけ出せるかでしょうね」

――大ベテランとシングルで対戦する機会もなかなかないが?

▼丸藤「なかなかないですし、佐山さんとシングルマッチとかやらせてもらってるけど、僕は何ならば60分1本勝負ということなので、60分やるぐらいの気持ちもありますし、おそらく藤波さんもそれぐらいやってやろうという気持ちがあると思います。僕の中で藤波さんに対してもお客さんに対しても、僕もまだまだ発展途上のレスラーだと思ってますので、これを一つの自分の大きな大きな糧となるような、そんな試合をしたいなと思ってるので、それを味わうためには60分ぐらいやるかもしれないです」

――もし60分フルタイムやるとなると、88年8月8日、猪木戦以来26年ぶりとなるが?

▼藤波「あの時は自分が脂の乗り切った35歳。それを受けてくれた猪木さんの勇気というのかな。気合の前に超えられなかったのがあるけど、あの時の猪木さんのコンディションに匹敵するぐらい、残された11月19日までの時間を有意義に使わないといけないですね」

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