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9/30【全日本】対ヘビー級見据える鼓太郎を青木が痛烈批判、中島と土方が舌戦 『Jr.TAG BATTLE OF GLORY』会見(写真あり)

 『Jr.TAG BATTLE OF GLORY』に出場する青木篤志&佐藤光留、鈴木鼓太郎&中島洋平、金丸義信(パートナーのウルティモ・ドラゴンは欠席)、SUSHI&土方隆司、石井慧介&高尾蒼馬が30日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。ジュニアタッグの頂点に立ち、暮れの最強タッグで対ヘビー級に乗り出す構えを見せた鼓太郎を世界ジュニア王者・青木が酷評すれば、中島と土方は激しい舌戦を展開。開幕前から各人が火花を散らした。

 新生・全日本初のジュニアタッグリーグ戦が10・8木更津で開幕。5チーム参加の総当たり戦で、上位2チームが10・22後楽園大会で優勝決定戦を争う。この日は欠席となったウルティモを除く9選手が出席しての会見が行われ、各々が意気込みを語った。

 優勝チームには『2014世界最強タッグ決定リーグ戦』への出場権が与えられるが、それに意気込んでいるのがGAORA TV王者・鼓太郎だ。9月の王道トーナメントでは1回戦でKENSOを撃破してみせたものの、2回戦で曙に完敗。青木と組んで出場した昨年の最強タッグでは秋山準&大森隆男を破る番狂わせをやってのけたが、優勝には届かなかった。「ヘビーに対して一つの番狂わせで終わっているのが自分の今の実力」と認めた鼓太郎だが、「ジュニアはヘビーに負けない気持ちを持ち続ければ、対等に戦える日が来る」と確信。「必ず優勝して称号とともに最強タッグの切符を手にしたい」とジュニアタッグ制覇を誓った。

 だが、鼓太郎発言が青木の毒舌の格好の餌食となった。青木も王道トーナメントは諏訪魔に敗れ、1回戦敗退。「王道トーナメント自分を含めてジュニアがあまり活躍できなかったけど、今回はジュニアの大会なんで、ジュニアがどれだけ面白いか頭に入れつつやっていきたい」と誓ったのも王者として強い責任感があるから。「アホだね相変わらず」と鼓太郎を嘲笑した青木は、「自分の都合の悪い時は言わないで、都合のいい時だけベラベラしゃべるんでしょ。意味がないよ。ジュニアならジュニアで集中しないと」と対ヘビー級に色気をみせる姿勢に疑問符をつけた。

 両者とも全日ジュニアを今以上に高めたい気持ちが強いが、その方向性と手段が違うだけ。青木と鼓太郎の主張のぶつかり合いが結果的にタッグリーグの活性化につながることになりそうだ。

 また、開幕戦の10・8木更津大会で激突する中島(パートナーは鼓太郎)と土方(パートナーはSUSHI)が舌戦を展開した。口火を切ったのは土方だ。狭山市議会議員を務めながら、今年は全日マットに積極参戦。それも鼓太郎からの呼びかけに応えて2月のジュニアリーグ戦に出場したのがきっかけだった。「フリーでリングに上がる自分にもう一度プロレスラーとして火をつけたのはほかの誰でもない鈴木鼓太郎」と言い切った土方は、鼓太郎の首に照準を絞り、その先にGAORA王座への挑戦も視野に入れた。

 一方で土方は「しょっぱいマスクマンから素顔になってユニットに入って満足してる奴なんか眼中にない」と中島批判も展開した。これには中島も黙っていられず、「言葉より体をぶつけて、土方選手から僕が3カウントを獲って勝ちたい」と宣戦布告。「(鼓太郎が中島に)遠慮するなって言ったけど、それがお前の実力なんだよ。なめんな。くぐった修羅場が違う。立場をわきまえろ」と土方が手厳しく通告しても、中島は退かず。「正直、土方選手もそんな結果を残してないんじゃないですか。くぐった修羅場は凄いし、僕も見てきました。でもここ最近、結果出しましたか?」と反論し、「口で言うのはいいよ。かかって来いよ」と挑発されても「一競技者として土方隆司選手にリングの上でぶつけるだけ」と言い切った。

 タッグリーグ開幕まであと8日。各々の思惑が交錯し、優勝争いが激化するのは間違いなさそうだ。
※選手のコメントは別項に掲載します

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