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10/9【WRESTLE-1】会見における武藤の詳細コメント(写真あり)

 9日、都内・WRESTLE-1事務所で会見した武藤敬司の詳細コメントは以下の通り。

【会見における武藤】
▼武藤「昨日の現場のノリというか、売り言葉に買い言葉で、こうやって30周年の記念イベントでタイトルマッチ決まってしまったわけですけど、昼夜考えて現場と違う自分がいて、正直不安でいっぱいというか、30年やってきた中で、プロレスのリングってそう甘くないってことも知ってて、急にのぞかせる強気の自分がいたりして。とりあえず11月1日までは少し時間がありますので、一生懸命練習して、不安を自ら払拭してタイトルマッチに臨んで。俺が立ち上げたW-1の団体のベルトに俺の名前がないのもよくよく考えたらおかしいなと。自らの名前の入った興行でもあるし、自分で自身の花を添えたいと思います」

――記念大会で現在進行形のカードになったが?

▼武藤「もしかしたら、もう少し逃げるマッチメークも可能だったかもしれないんですけど、TPOが合致した部分もあるんだけど、本当にそう先のことも考えられない中で、あえてちょうどいい区切りだし、ここは一発、30周年という名前もあるし、全身全霊、30年間で培ってきた自分の全てを出せられる一日になればいいかなと思ってます」

――初代王者・河野をどう評価する?

▼武藤「船木はある意味、これが船木って意味で言ったら変えてこないからね。それをTAJIRIとか河野は変えて、攻略法を考えてくる。TAJIRIは失敗したけど、河野の場合はうまくいったというところで勝ったところにつながったんじゃないかなと思います。全体的に結果を見たらあいつが想定してた流れに全てが乗ったなと。最初から俺を意識した試合をしてたり、メインでもそうだったな。たぶんあいつは想定内のことをして勝ち取ったんですよ。自分自身が描いた通りになったんだよね、きっと」

――河野は初代王者としてふさわしい?

▼武藤「基本的に心技体が揃ってる人間にチャンピオンになってほしい。河野がないとは言わないけど、彼の発言はたまに正論を言ったりしてるからね。いいじゃないですか、彼がチャンピオンで」

――河野は最前線からの追放を宣言していたが?

▼武藤「自分自身は最前線でやってるつもりはなかったんだけどね。W-1を立ち上げた時は。要は引退だどうとか、そんなのはあまり恐れず、もし俺が勝ったとして、先のことを考えてもいないし、そこですべて終わってもいいぐらいの気持ちだよ。昨日もコメントしたけど、20周年、25周年、30周年とやっていく中で35周年は考えてませんよ」

――心技体の体の部分が不安だと思うが?

▼武藤「まだ不安で不安で…非常に不安しかないですよ。さっき言った心技は揃ったとしても脳で考えたことが体に伝わらなかったらどうしようもないからね。ただ、プロレスって30年やった中で、それでもどうにかなる。自分も知らない引き出しが出てくるんじゃないかなと。自分自身にかけてるというか、自分が培ってきた30年全てをぶつけて、思いがけないことも出たりするかもしれない。やるからには勝ちを狙っていきたいと思います」

――大勝負での勝負強さに自信はある?

▼武藤「自分も知らないところが追い込まれたら出てきてくれると、そういうものは大変なことかもしれないけど、精神的な部分も何となくクリアに、きれいにしておきたいですね。まだ時間があるから、一生懸命精進して、練習して、ピュアな気持ちで当日を迎えたいですね。ピュアな気持ちというのは、あとの試合のことを考えることもないようにね」

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