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10/10【NOAH】来日クレイジーが3度目の正直へ自信満々、原田は秘策投入を示唆 GHCジュニア王座戦公開調印式(写真あり)

 10・12横浜大会のGHCジュニアヘビー級選手権試合「(選手権者)原田大輔vsスペル・クレイジー(挑戦者)」に向けた公開調印式が10日、横浜市内の『タワーレコード・横浜ビブレ店』で開かれた。

 7・18新発田大会の一騎打ちでクレイジーが原田を撃破。雪辱を狙う原田の指名で組まれた防衛戦となる。来日直後とあって、さすがに疲れの色を隠せないクレイジーではあったが「ハラダは“ヤングマスター"と呼ばれてるらしいね。でも、こっちはキャリア25年で本物の“マスター"だから」と圧倒的な経験値の差を強調した。

 確かにメキシコマットでの戴冠歴も多数で、ECWではTV王座を奪取。GHCに関してもリッキー・マルビンとの“メキシトソス"でジュニアタッグ王座を獲得している。だが、GHCジュニアとは無縁のまま。今回は3度目の挑戦となる。「このGHCジュニアのベルトを獲ることができれば、自分のキャリアの中で一番のベルトになると思う。もの凄く価値のあるベルト」と“3度目の正直"へ執念を燃やした。

 しかも原田とのシングルは過去2戦2勝。原田は「その負けを帳消しにして余りある内容を残して防衛したい」と通告したものの、クレイジーは「2回だけじゃないね。今日に向けて夢の中では何度もキミに勝ってる」と切り返し「今回はハードなトレーニングを積んできたし、今まで以上に負かす気でいく。自信は十分」と言い切った。

 王者・原田としては6度目の防衛戦。今夏黒星をつけられた大原はじめをV4戦で、旭志織をV5戦でそれぞれ防衛戦で退けて雪辱に成功。クレイジー戦は“雪辱ロード”の仕上げとなる。

 この日は調印式前に開かれた杉浦貴とのトークショーにも登場。「女子高生が好き」などと爆弾発言で鼻の下を伸ばしていた原田だが、さすがにクレイジーを前にすると「タイトルマッチが決まってから、前哨戦も無かったですし、顔を合わせること自体が無かったので、こうしてクレイジーの顔を見ると『いよいよだな』という思い」と表情を引き締めた。

 これまでの防衛戦でも敗戦の教訓を生かして雪辱を成し遂げてきた原田だけに、「前回は自分のプロレスをして負けてるんで、今回はある程度の“変化"をつけないと勝てないとは思ってますね。お客さんが思わず『おっ!?』ってなることをやってみようとは思ってます」と“秘策"の存在を示唆。最後は大会ベストバウト獲りを宣言して、観衆の喝采を浴びた。

 ともあれ、これで横浜大会の4大GHC戦に向けたすべての調印式が完了。いよいよ横浜決戦まで待ったなしとなった。

 公開調印式における原田、クレイジーの詳細コメントは以下の通り。


【公開調印式の模様】
――王座戦に向けて?

▼クレイジー「日本に到着したばかりで今は正直疲れてますが、2日後は準備万端で臨めると思います」

――7月の新発田大会におけるシングルマッチで原田を破ったことが挑戦につながったが?

▼クレイジー「彼には一回だけじゃなくて何度も勝ってる。今回はメキシコでハードなトレーニングを積んできたし、今まで以上に彼を負かす気でいくから、ベルトを獲る自信は十分あるね」

――改めて原田の印象を

▼原田「彼は“ヤングマスター"と呼ばれてるらしいね。でも、こっちはキャリア25年で本物の“マスター"だからね」

――クレイジーと顔を合わせた心境を

▼原田「気が引き締まりました。タイトルマッチが決まってから、前哨戦も無かったですし、顔を合わせること自体が無かったので、こうしてクレイジーの顔を見ると『いよいよだな』という思いですね」

――改めて警戒点は?

▼原田「総合的に素晴らしい選手。キャリアももちろんですけど、巧みにお客さんを味方につけていくし、テクニックも凄い。すべてを警戒しないと勝てない相手ですね」

――これまでのチャレンジャーとの比較は?

▼原田「今までの挑戦者とは一味違った挑戦者ですね。でも一度負けた7月から僕も防衛回数を増やしてきてますんで、“今の自分"をぶつけたい。彼は覚えてないかもしれないですけど、過去2回シングルで負けてるんで。その負けを帳消しにして余りある内容を残して防衛したいと思います。(※英語で)俺は2回負けてる、覚えてるか?」

▼クレイジー「もちろん。2回だけじゃないね。今日に向けて夢の中では何度もキミに勝ってるよ」

――改めてクレイジー選手にとってGHCジュニアのベルトはどういった存在?

▼クレイジー「今まで色んなベルトを獲ってきた。リッキーとGHCジュニアタッグのベルトも獲ったし、ECWでもベルトを獲ったことがある。でも、このGHCジュニアのベルトを獲ることができれば、自分のキャリアの中で一番のベルトになると思う。もの凄く価値のあるベルトだと思ってます」

――原田選手は敗れた反省点をどう生かす?

▼原田「前回は自分のプロレスをして負けてるんで、今回はある程度の“変化"をつけないと勝てないとは思ってますね。そうしないと25年のキャリアにのまれて、丸め込まれて負けてしまう。だからお客さんが思わず『おっ!?』ってなることをやってみようとは思ってます」

――4大GHC戦が組まれているが、どんな存在感の試合にしたい?

▼原田「4大GHCだけじゃなくて対抗戦も組まれてますし、第1試合からメインイベントまで色んな試合がありますけど、『GHCジュニアの試合が一番凄かったね』と言われるような試合にしたいと思います」

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