プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

10/14【新日本】1・4ドームIWGP戦が正式決定 王者・棚橋「新日本の顔ハッキリさせる」、オカダ3度目戴冠で「プロレス・イコール・オカダに」(写真あり)

 新日本は14日、都内・テレビ朝日で会見し、2015年1・4東京ドーム大会の第1弾カードを発表。IWGPヘビー級選手権試合「棚橋弘至vsオカダ・カズチカ」が正式に決まった。IWGP王座最多戴冠記録を塗り替え、5年連続でドーム大会のメインを張る棚橋が「どっちが新日本の顔なんだと、はっきりさせる」と真のエース決定戦に定めれば、オカダは「新日本プロレス・イコール・オカダというよりもプロレス・イコール・オカダにしたい」と8ヶ月ぶり3度目のIWGP戴冠で“プロレス界の顔"を目指す構えをみせた。

 ロード・トゥ・東京ドームとなった10・13両国大会。棚橋がAJスタイルズを破って史上最多となる7度目のIWGP王座戴冠を達成。対するオカダも内藤哲也を退けて挑戦権利証を死守して1・4ドーム大会メインでのIWGP挑戦を決めた。両者が1・4ドームのメインでIWGP王座をかけて戦うのは2013年以来2年ぶり2度目。前回は第58代王者だった棚橋が勝利している。

 昨年10月、当時王者だったオカダに挑戦し、敗れ去った棚橋はIWGP戦線撤退に追い込まれた。それでも王者・AJの指名によって1年ぶりに挑戦の機会を得て見事奪取。しかも最多連続防衛11回、最多通算防衛27回に続き、最多戴冠記録も樹立した。“ミスターIWGP"と称しても差し支えない実績を残し、棚橋も「俺が言いたいのは今、2014年、俺がベスト」と自信は深まるばかりだ。

 「ファンの支持もあるし、会社の期待もあると思う。高い位置で走り続けてる。それが普通に出てしまう彼のポテンシャルも凄ぇ」。そうオカダを認める棚橋だが、「本当にあきらめず生きてる点だけは負けてない。1個1個の能力で全て負けてるとしても、結果負けるとは限らない」と豪語。当然、1年前の借りをドームの大舞台で返すのみで、「同じ時代に生まれて現在進行形で生きてる。どっちが新日本の顔なんだと、はっきりさせてくれよという部分が一番大事なんじゃないか」とオカダを軍門に下らせ、“リアルエース"を証明する構えをみせた。

 対するオカダは今年5月、AJに敗れ、第59代王者から陥落以来、8ヶ月ぶり3度目のIWGP戴冠を狙う。2年前のドーム大会では棚橋に敗れ、昨年はIWGP王者としてドームに立ち、内藤の挑戦を退けたものの、インターコンチネンタル王座戦「中邑真輔vs棚橋」にメインの座を奪われた。「正直ドームに関してはあまりいい思い出がないので、今年はいい東京ドームに」と誓うオカダは、「今回はメインでベルトをしっかり獲って、くすんだ太陽には沈んでもらいます」と改めて棚橋に通告した。

 「棚橋さんはただの先輩の一人です」と格の差を強調するように言い放ったオカダは、棚橋がIWGP王座の記録を持ち出そうとも涼しい顔。「今、気になったのが最多戴冠記録7回。ということは6回負けてる。7回目負けますので」と予告し、「最多記録は僕が軽く抜きますし、通算防衛も僕がどんどん防衛していけばいいだけ。僕がしっかり新日本プロレスを照らしていきます」とエースの座完全交代を宣言。「しっかり東京ドームで勝って、新日本プロレス・イコール・オカダというよりもプロレス・イコール・オカダにしたい」と3度目の頂点返り咲きによって“プロレス界の顔"を目指すつもりだ。

 両者はこれが8度目の一騎打ちで通算成績は3勝3敗1分とイーブン。IWGP戦では3勝2敗とオカダが勝ち越している。6度目となるIWGP戦で“新日本の顔"が決まる。
※棚橋、オカダのコメントは別項に掲載します

☆1/4(日)東京ドーム『バディファイトpresents WRESTLE KINGDOM 9』14:30開場、16:00開始

▼IWGPヘビー級選手権試合
[挑戦者/G1 CLIMAX 24優勝者]
オカダ・カズチカ
(1/60)
棚橋弘至
[第61代王者]
※棚橋初防衛戦

※全9〜10試合予定

プロ格 情報局