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10/15【大仁田興行/リアルジャパン】大仁田が12・5後楽園での貴闘力の対戦相手に名乗り 「プロレス界から抹殺する」(写真あり)

 大仁田厚が15日、東京・竹芝のZERO1道場で記者会見を開き、リアルジャパン12・5後楽園ホール大会でプロレスデビュー第2戦目を行う貴闘力の対戦相手に名乗り。貴闘力を半年に1回しか試合をしない“フリーター"扱いし、「プロレス界から抹殺する」と糾弾した。

 貴闘力は、昨年のリアルジャパン9・28後楽園ホールで大仁田に襲撃されたことをキッカケにプロレスデビューを決意。今年の4・16代々木で初めてプロレスのリングに立った。鈴木みのるとのタッグで、大仁田&矢口壹琅組と激突。流血に追い込まれながらも、相撲時代から得意としていた左の張り手で矢口をなぎ倒し、初陣を勝利で飾った。

 あくまでもプロレスは1試合限定と語っていた貴闘力は、継続参戦について明言を避けていたが、9・18後楽園大会でリングに上がり、初代タイガーマスクと握手。12・5後楽園で初代タイガーとタッグを組み、大物相手にデビュー2戦目を行うと発表した。意気込みを問われた貴闘力は曙との対戦を熱望。大相撲出身者同士の対戦が浮上していた。

 この時の報道を目にしたという大仁田は、「正直言って、『舐めとるな』というのが僕の意見。半年にいっぺん出てきて、『こんにちは』はないだろ?」と貴闘力の姿勢に疑問符を付けた。相撲時代の実績、そして代々木大会で感じた張り手の破壊力を称えながらも、「だからと言って、虫が良すぎるだろと。プロレスはあんたの焼き肉屋を宣伝する道具じゃねえぞ。おい、貴闘力。静かにキムチを漬けて、焼き肉でも焼いてお客さんに振る舞っておけ。それが一番の仕事だろ?」と糾弾した。

 近年は積極的に様々な団体に参戦し、月に10試合以上行う時もある大仁田の発言には確かに一理ある。さらに、大仁田は「お前は何しに来てるんだって。勝手に曙選手の名前を出したり。現に代々木第二で俺は負けてねえぞ」と未決着を強調。12・5後楽園での対戦相手に名乗りを挙げた。

 「半年に1回の、今で言うフリーターなのか何なのかわからないけどさ。やったりやめたりフラフラする貴闘力に対して引導を渡し、プロレス界から抹殺する!」と大仁田の激情は燃えさかるばかり。気になるパートナーについては、「アイツの張り手に対抗するぐらいの人間を俺は用意するつもりですから。ぜひ期待しててください」と大物投入を示唆した。

 会見の最後には、サンドバッグに貴闘力の顔写真を貼り、有刺鉄線バットをフルスイングで叩きつけて気勢を上げた大仁田。時には強引な“邪道流"のアピールを見せてきたが、今回の対戦表明はプロレスラーとしてのプライドが垣間見えた。果たしてリアルジャパンサイド、そして貴闘力はこの問いかけにどう応えるのか。一度は沈静化したかに見えた大仁田と貴闘力の因縁が、再び燃え上がり始めた。

 なお会見では、11月3日にグランメッセ熊本で開催される『火乃国大花火』の対戦カードが、大仁田厚&鷹木信悟&田中将斗vs高山善廣&NOSAWA論外&金村キンタローのノーロープ有刺鉄線電流爆破マッチ(詳細形式未定)に決定したことも合わせて発表された。(※写真、情報提供:大仁田厚プロレスリング)

【大仁田の話】「先日、某新聞を見ていたら、貴闘力とタイガーマスクが組むということで。正直言って、『舐めとるな』というのが僕の意見。半年にいっぺん出てきて、『こんにちは』はないだろ? プロレスが好きかどうかはわからないけど、半年ぶりに『こんにちは』っていう。それほどプロレスは甘くない。確かに幕内で優勝、および関脇まで行ってるんですから、相撲の戦歴は凄いものがある。左のぶちかましは本当に曙選手もビックリしたという。貴乃花や横綱クラスも頭がクラクラしたと。確かに矢口に放った左の張り手は凄いものがあったですよ。それだからと言って、虫が良すぎるだろと。プロレスはあんたの焼き肉屋を宣伝する道具じゃねえぞ。おい、貴闘力。静かにキムチを漬けて、焼き肉でも焼いてお客さんに振る舞っておけ。それが一番の仕事だろ? 半年に1回だぞ。俺だってこの歳で年間百試合近くやってるんだぞ。月に平均したら十試合ぐらいやってるよな。やってない月もあるけれど。そう思わないか? 思うだろ。お前は何しに来てるんだって。勝手に曙選手の名前を出したり。現に代々木第二で俺は負けてねえぞ。俺をフォールしたんなら、勝って喜んだっていいけど。またあの息子が舐めてるんだよ。俺に張り手をぶちかましやがって。頭に来たから場外に投げて。それで俺が控え室で『大鵬の孫は!?』って探したらどこもにもいないんだよ。ばっくれたんじゃないか? ばっくれるのはいいけど、控え室の鍵は閉めるなよ。掟破りだろ? 俺は決着が付いてないと判断した。今回俺はとっておきの人間を用意して、再び12月5日の貴闘力戦に名乗りを挙げます。半年に1回の、今で言うフリーターなのか何なのかわからないけどさ。やったりやめたりフラフラする貴闘力に対して引導を渡し、プロレス界から抹殺する! プロレスは甘くないぞ。アイツは講釈ばかり言いやがって、またワーワーワーワー言うんだろうけどさ。まあ、アイツの張り手に対抗するぐらいの人間を俺は用意するつもりですから。ぜひ期待しててください。相撲だって2ヵ月に1回なのに、半年に1回出てくるバカはいねえよ。それでファンに認知されなんてね。そんなに甘くねえぞ」

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