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10/31【WRESTLE-1】挑戦前夜…武藤「無の境地」強調、アルベルトは怒りの途中退席 11・1両国前日会見(写真あり)

 11・1両国大会の前日会見が31日、東京・汐留の日本テレビ本社で開かれ、主要試合に登場する15選手が出席。デビュー30周年記念大会で河野真幸の持つW-1王座に挑戦する武藤敬司は「無の境地」「燃え尽きる覚悟」を強調し、注目のアルベルトは船木誠勝の言葉に腹を立てて会見を途中退席した。

 武藤30周年記念大会の開催もいよいよあす。日テレG+で大会が放映されるとあって、日本テレビ本社で前日会見が開かれた。王座挑戦を翌日に控えた“主役"武藤は、「体のあちこちにガタがきてますが、タイトルマッチが決まってから精進してそれなりのコンディションを作ってきました」と強調。さらには「11月1日以降のプロレスのスケジュールは白紙となっています。明日は全力で戦うつもり。一切イメージを抱かないようにしています。無の境地です」と“燃え尽きる"覚悟で臨むことを明かした。

 一方の王者・河野は「いつも通りのデスペラードのやり方で、僕なりに祝福したいと思います。明日は武藤敬司を骨の髄までしゃぶりつくす覚悟でリングに上がりたいと思います」と武藤の“名言"を引用しての返り討ちを予告した。

 また、注目の元“デル・リオ"ことアルベルトは、対戦する船木の言葉に腹を立てて会見を途中退席。書面を通じたコメントで“華麗なる一族"であることを強調していたアルベルトに、船木が直接「自分は特に良い家柄でもなく、特別な血筋でもありません。日本のプロレス界の父、力道山。日本のプロレスラーの中には力道山先生の魂が宿ってます。戦いに血筋は関係ありません」と言葉を向けたが、アルベルトは「キミのような平民が我々のファミリーについて口にすること自体が不愉快だ。明日は我々のファミリーに対するリスペクトの仕方ってモンを教えてやる」と激怒。スペイン語で罵声を浴びせてから自ら会見を切り上げ、波乱ムードが漂った。

 TAJIRI、真田聖也との3WAYマッチに臨むマット・ハーディも会見に登場。「初めてムーンサルトという技を目にしたのはムタが最初だった」と武藤への尊敬の念を強調しつつ、「TAJIRIのこともリスペクトしてる。WWEで何年も一緒にやってきた互いに認め合える相手だ」と傍らのTAJIRIともガッチリ握手。ところが「そこのサナダのことはリスペクトしてない。彼はグリーンボーイだ。ムタの30周年大会でやる試合に、どうして彼が入ってるのか納得できない」と真田を見下し、TAJIRIも「武藤さんの30周年記念興行は、出られるだけで光栄なこと。そこでマティテュード的ならぬタジテュード的に言わせてもらえれば、なぜそこにグリーンボーイが入れるのか」と同調した。最後は真田を“仲間はずれ"にして記念撮影。真田が両者を振り向かせることができるのか…も焦点となった。

 なお、当日は11月ツアーで初代王者が決まるタッグベルトもロビーに展示される予定。武藤30周年を彩るゴングは間もなく鳴る。

※会見出席者の詳細コメント、フォトギャラリーは容量の都合上、別項に掲載します

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