11/6【DRAGON GATE】ハルク&戸澤が一夜限りの同期タッグ結成もMB軍に敗戦、12・3後楽園で「ハルク&望月vs鷹木&戸澤」決定 後楽園大会
『CROWN GATE』後楽園ホール大会が7日、行われ、B×Bハルク&戸澤陽が一夜限りの同期タッグを結成したが、YAMATO&サイバー・コングのMAD BLANKEYに敗退。鷹木信悟も加えた同期3人の複雑な関係に望月成晃が割って入ったことで、次回12・3後楽園大会で「ハルク&望月vs鷹木&戸澤」のタッグ対決が緊急決定した。
セミファイナルでは「B×Bハルク&戸澤陽vsYAMATO&サイバー・コング」のスペシャルタッグマッチが組まれた。ハルクと戸澤は11・2大阪大会でドリームゲート王座戦を争い、26分26秒の激闘を繰り広げたばかり。今宵は戸澤の希望でユニットの枠を超えた同期タッグを限定結成した。
MB軍の奇襲に出鼻をくじかれ、場外乱闘に持ち込まれた二人だが、サンドイッチ式のサッカーボールキックでYAMATOを攻め立てるなど息の合った連係を披露。戸澤が左足攻めにさらされても、バックドロップで打開し、ダブルトラースキックやダブルドロップキックの好連係で流れを引き寄せたものの、戸澤のデッドリフトジャーマンで3カウントを奪えず。最後はサイバーのパイナップルボンバー、サイバーボムの猛攻を浴びた戸澤が3カウントを聞いた。
一夜限りの同期タッグを結成したものの、MB軍に敗退。「戸澤、これで気が済んだだろ。お前はハルクとドリームゲート戦をやると言った時から努力して大阪で最高の肉体で上がった。感動したし、心からお前にベルトを獲ってほしかった。しかしこんな奴とタッグを組むと言った。それだけは納得できん」。そう不満を口にした鷹木は戸澤に向かって「今日の試合もこいつのサポートが悪いから負けたんじゃないか。こいつは味方じゃない、敵だ」とハルクを非難しながら説いた。
これにはハルクも黙っていられず。「鷹木信悟、お前も相変わらず自己中だな」と批判したうえで、「いいか鷹木、俺と戸澤は同期として俺たちにはわかってもお前には分からないことがあるんだ」と戸澤との特別な関係を強調。鷹木も「お前と戸澤より俺と戸澤の方が仲がいいんだ。この10年間で何回喧嘩したと思ってんだ」と譲らず、「自己中で何が悪い? 俺はポリシー、信念もってやってるんだ。お前に自己中といわれる筋合いないぞ!」と開き直りつつ言い返した。
三角関係のような状況となったが、戸澤は「自己中あっての信悟やないか」と鷹木を擁護。一方で「俺はこの10年間、何回こいつの自己中につき合わされたか。自己中、それは間違いない」と断定した。すると望月がやってきて「お前ら同期二人でタイトルマッチやってタッグを組んだ。鷹木は自己中。それで結論出たじゃないか」と無理やりまとめたが、これに戸澤が激怒。八木隆行本部長がゴーサインを出し、12・3後楽園大会での「ハルク&望月vs鷹木&戸澤」が決まった。ハルクは「戸澤君とは大阪でタイトルマッチやって分かり合えたけど、鷹木信悟、お前とは何回やってもわかり合えねぇんだ。次の後楽園、覚悟しとけ!」と通告した。
一方、戸澤に勝利したサイバーはリョーツ清水改めビッグR清水に宣戦布告した。清水は改名&Dia.HEARTS入り後、初の聖地登場。「このDia.HEARTSに入ったからには、DRAGON GATEイチの力持ちになってやる!」と宣言し、さっそく第3試合のタッグマッチでジミー・神田から金星を奪ってみせた。これに筋肉獣のサイバーが黙って見過ごせるはずがなく、「お前はDRAGON GATEのナンバー1の怪力レスラーやと? 俺様を差し置いてよく言えたな。来月の後楽園で俺とお前の力の差っちゅうものをみせつけたろか」と通告。てっきり一騎打ちに乗り出すかと思いきや、サイバーはYAMATOをパートナーにタッグ対決を要求。清水にもパートナーを用意するよう迫ったものの、後楽園のファンは「シングル」コールでサイバーの主張に拒絶反応を示した。
斎藤“ジミー"了が9ヵ月ぶりの聖地・後楽園登場を果たした。今年2月から椎間板ヘルニアにより戦列を離れていた斎藤だったが、10・11山形大会で復帰。10・19四日市大会では堀口元気H.A.Gee.Mee!!&ジミー・ススムとのトリオでCIMA&ドン・フジイ&Gammaを破って第51代トライアングルゲート王者となった。
この日は堀口&ススムとのトライアングルゲート王者トリオで出陣。吉野正人&鷹木信悟&しゃちほこBOYのMONSTER EXPRESSと激突した。サイリョーコールの大合唱に「ただいま後楽園!」と応えた斎藤はススムとの連係で吉野相手にジャーマンをさく裂させ、ダイビングボディプレスを投下するなど躍動。最後も高速ドラゴンスープレックスホールドでしゃちほこを料理し、9ヵ月ぶりの後楽園で快勝を収めた。
