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11/9【風になれフェスティバル】「鈴木軍vsGURENTAI」実現、中村あゆみさんは鈴木に捧げる「風になれ」熱唱 『風になれフェスティバル』横浜大会(写真あり)

 『鈴木みのるプロレス×中村あゆみLIVEコラボ・イベント“風になれ"フェスティバル』が9日、神奈川・横浜市のベイサイドヨコハマで開催された。第一部のプロレスでは「鈴木軍vsGURENTAI」が実現し、第二部のライブでは中村あゆみさんが「風になれ」熱唱を鈴木に捧げた。

 鈴木のテーマ曲はおなじみ、中村あゆみの「風になれ」。親交の深い二人の友情から生まれたプロレステーマ曲史上に残る名曲だ。ファンの声に応え、最新版のCD化が実現したのは記憶に新しく、今年9月に発売されたベストアルバム『Ayumi of AYUMI〜30th Aniversary All Time Best』には95年9月にリリースされた初期「風になれ」も収録され、ファンを喜ばせた。

 そしてこの日、中村あゆみデビュー30周年を記念して、鈴木とあゆみさんがタッグを結成してのイベント開催が実現した。イベントは3部構成。観客はオールスタイディングでプロレスとライブを同時に堪能できるイベントとなった。

 第一部は『鈴木みのる「風になれ」プロレス』全3試合が行われた。第1試合にはあゆみさんの代表曲である「翼の折れたエンジェル」から飛び出したマスクウーマン「ミッドナイト・エンジェル」が登場。華麗な空中殺法を連発し、ムーンサルトプレスでデビルキクタローを破った。第2試合は東京インターコンチネンタル王座戦「望月成晃&佐藤光留vs日高郁人&伊藤崇文」。初代王者組の望月&佐藤が相次ぐ誤爆を乗り越え、最後は望月がツイスターで伊藤を撃破して2度目の防衛を果たした。

 そしてメインイベントとなった第3試合は「鈴木みのる&TAKAみちのく&タイチvs高山善廣&NOSAWA論外&MAZADA」の6人タッグマッチ。現在、新日本で暴れ回る鈴木軍と、かつて全日本でタイトルを総なめした復活・GURENTAIの激突が時空を超えて実現した。あゆみさんが「風になれ」を熱唱する中、鈴木軍3人はバイクに乗ってど派手に登場。あゆみさんがリングアナウンサーを務め上げて試合が始まると、鈴木と高山がド迫力の殴り合いを展開。会場横が海とあってMAZADAとタイチは海へ向けたブレーンバスター合戦を展開(双方とも未遂)した。両軍が連係を駆使した一進一退の攻防は鈴木がゴッチ式パイルドライバーで論外を料理して終止符を打った。

 第二部は『中村あゆみ「風になれ」スペシャル・フルバンド・ライヴ』。セットリストは鈴木のリクエストによって選曲されたもので、ヒット曲「翼の折れたエンジェル」を筆頭に、「BROTHER」、「Rolling Age」、「MIDNIGHT HALLELUJAH」と鈴木の歴代テーマ3曲も披露され、ミッドナイト・エンジェルら選手たちもライブに乱入して盛り上がった。そして最後はもちろん「風になれ」。「20年近く『風になれ』と中村あゆみを大切にしてくれた、彼の愛を感じて、みのる君に永遠に頑張ってほしい気持ちを込めて歌わせてもらいました」と振り返ったように、あゆみさんは会場奥で見守る鈴木に熱唱を捧げた。サビの際には「風になれ!」の大合唱とともに大量の白い紙テープが一斉に飛んだ。総合演出を手がけた鈴木が仕掛けたお祝いのサプライズで、あゆみさんも感極まった様子だった。

 第三部は『中村あゆみ×鈴木みのる「風になれ」スペシャル・トークショー』。鈴木は入場時、「風になれ」のサビのタイミングでロープをまたぐのが常だが、実はあゆみさんからのアドバイスによるものだったことが明かされた。鈴木が「風になれ」による「紅白出場」の夢に語り、「それが実現した時、初めて『風になれ』の続編が生まれるんじゃないかな」とエールを送ると、あゆみさんも「世界一性格が悪い男と言われてますけど、本当は世界一優しい男なんじゃないかなと思います」と評して鈴木を大いに照れさせ、「声が続く限り、『風になれ』を歌い続けます」と約束した。最後に「中村あゆみイチバーン! 鈴木みのるイチバーン! 風になれイチバーン!」を観客とともに叫んで締め。イベント終了後にはCD購入者を対象とした3ショット撮影会も行われ、4時間に及んだイベントは幕を閉じた。

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