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12/7【NOAH】「何でも屋です」新GHCジュニア王者・小峠が所信表明 原田戦へ鬼門突破誓う(写真あり)

 前夜(6日)の有明コロシアム大会で原田大輔を破って新GHCジュニア王者となった小峠が7日、東京・有明のノア事務所で一夜明け会見。1・24大阪大会で決まった原田との再戦へ“鬼門"克服を誓った。

 涙のシングル初戴冠から一夜。メール等で多くの祝福を得たことで実感も湧いてきたという小峠は「(原田は)後輩ですけどメンタル的にズタズタにされるようなことをいっぱい言われました。終わってみれば火をつけてくれたことに感謝してます。自分の中で一歩成長できた実感があります」と語りつつも、「ただ『荒れるぜ〜止めてみな!』をやり忘れたところに悔いが残りました」と笑った。

 初防衛戦は原田とのリターンマッチ。ルーツである大阪で、今度は王者として原田を迎え撃つことになった。小峠は「今回の有コロまでは、僕が先輩で情けないんですけど、彼に引っ張ってもらった。彼ありきの道というか。そういう意味でもう一度彼に勝つことでチャンピオンとして見えてくるものがあると思う」と意味合いを語った。

 さらには「あとノアに入ってからは初防衛戦が鬼門。ジュニアタッグも全部1回で落としてるんで。そういうものも克服していきたい」とも話した。

 ここ1年で「小峠vs原田」のGHCジュニア王座戦は3度目。抜きつ抜かれつの切磋琢磨が続くが、小峠は「有明コロシアムでタイトルマッチができたのは光栄でしたけど、それ(小峠vs原田)を“丸藤vsKENTA"みたいにしていくためには、まだまだ僕らの知名度じゃ足りないと思う。だから次は大阪でやって、その次は北海道や九州とかにも名前を響かせながら、全国で彼と試合がしたい」と見据えた。

 所信表明は“自然体"だ。王者像を問われた小峠は「それが分からないんですよ。情けないですけど」と飾らずに返答。「昔からリーダーシップとかけん引するとか、後輩指導とかメチャメチャ苦手で…。ジュニアタッグのチャンピオンだった時も、ノアのチャンピオンはこうであるべきとか、万人に憧れられるチャンピオンであれとか、そう思っていたのが自分らしくなかった」と自己分析したうえで「こうやって初めてチャンピオンになれたわけですけど、あんまり上に立つよりチャレンジャースピリットでやるほうが自分に向いてる」と続けた。

 「だから対ヘビーもずっと意識していきたいし、わけわからんガイジンが来た時のリトマス試験紙みたいな役から全部やるんで。何でも屋です。求められるものを全力で打ち返すつもりで頑張ります」。気取らず等身大な小峠政権の幕が開ける。

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