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12/12【WRESTLE-1】3度目一騎打ちへ 中之上と児玉がステップアップ見据えて思い一致 12・22後楽園で「一番熱い試合を」(写真あり)

 12・22後楽園大会で一騎打ちが決まった中之上靖文、児玉裕輔が12日、都内・WRESTLE-1事務所における発表会見に出席。ともにステップアップを見据える両者は敵対関係にありながらも「12月22日の大会で一番熱い試合をする」と思いを一つにして意気込んだ。

 年内最終興行となる12・22後楽園大会の全カードがこの日、出揃った。中でも注目は中之上と児玉の一騎打ち。W-1若手勢のリーダー格とNovusリーダーの両者は今年2度シングル対決し、1勝1敗と五分の成績が残っている。

 決着戦ともなる今回、両者は意外にも思いを同じくした。口火を切ったのは児玉だ。「この12月22日の大会で一番熱い試合をして、僕たち若い世代がドンドン上がっていくっていう、その可能性を皆さんにお見せしたい」と意気込んだ。

 これには中之上も異論はない。「最近やっぱり若手、若手という括りの中にどうしても自分も入ってしまっているので、そこから脱していかないとこのままで終わってしまうという焦りもある」と現状への危機感をのぞかせ、「ここでやっぱり僕らが一番お客さんにインパクトを与えられる試合をしていかないと、この先はレスラーとして終わってしまいますので、このWRESTLE-1の年内最終興行で一番熱い試合をして、来年のWRESTLE-1に繋げたい」と児玉と口を揃えた。

 敵対関係にある両者だが、3度目の一騎打ちへ向けて方向性は一致。ともに「熱い試合」をみせ、ステップアップを図るつもりだ。(※写真、情報提供:WRESTLE-1)

【会見の模様】
▼児玉「児玉でございます! WRESTLE-1に来て半年が経ちました。先日行われたタッグリーグ戦もNovusの土肥(孝司)ちゃんと組んでエントリーしましたけど、チームとしては納得がいく結果を全く残せませんでした。また黒潮“イケメン"(二郎)君は船木(誠勝)さんとタッグを組んだりとか、僕らNovusの中でも色々な変化が生じてきていますが、今一度Novusのリーダーとして、自分のその立場を見直すという意味でも、さらにもう一回気を引き締めるという意味でも、そしてWRESTLE-1の若い世代がもっともっとステップアップして大きいステージに立っていくという可能性を生み出すためにも、今度の12月22日の後楽園ホールでは自分がWRESTLE-1で一番熱く、手応えのある試合ができた中之上さんとシングルマッチをやらせて欲しいと会社に要望を出しました。この12月22日の大会で一番熱い試合をして、僕たち若い世代がドンドン上がっていくっていう、その可能性を皆さんにお見せしたいと思います。よろしくお願いします」

▼中之上「自分も言いたいことというか、最近考えていたことは、児玉選手がさっき言ったことが言い得てるんですけど、最近やっぱり若手、若手という括りの中にどうしても自分も入ってしまっているので、そこから脱していかないとこのままで終わってしまうという焦りもありますし。12月22日の後楽園ホールはタイトルマッチが2つあったり、他団体からも選手が来たりと注目のカードがたくさんありますけど、ここでやっぱり僕らが一番お客さんにインパクトを与えられる試合をしていかないと、この先はレスラーとして終わってしまいますので、このWRESTLE-1の年内最終興行で一番熱い試合をして、来年のWRESTLE-1に繋げたいと思います」

――児玉選手が中之上選手のことを一番熱くて手応えのある試合ができる相手と言っていたが、中之上選手にとって児玉選手はどのような相手?

▼中之上「ここ半年の中では自分にとってもやり甲斐があるというか、もっとやりたいなと思う対戦相手でした」

――Nouvsの選手たちがWRESTLE-1に来てから中之上選手の存在感が徐々に薄れてきた感もあるが、今年最後の試合でそれを払拭できるチャンス?

▼中之上「そうですね。やっぱり自分自身のこともそうですし、22日の全体の中でも一番になるつもりでいます!」

――児玉選手は来年以降のWRESTLE-1の中での目標はどのように考えている?

▼児玉「WRESTLE-1に入ってNovusができて、それからずっと若い選手たちと闘ってきてたんですけど、WRESTLE-1の元々の生え抜きの選手たちももっと上にいきたいだろうし、僕らもドンドン上のステージにいきたい、そういう気持ちは一緒なので。今まで激しくやり合ってきましたけど、そういうのも何か違うアプローチがあるんじゃないかなって。そういうところを見せることができたらなっていうのがあります。

――Novusだったり本隊だったりという括りを取っ払って、若手全体でまとまってみたいな感じ?

▼児玉「そうですね。やっぱり根本の想いは一緒だと思うので。いつまでもここでずっとやり合っていてもしょうがないっていうのは、たぶん中之上さんたちも思っていると思うので。次の試合、中之上さんとのシングルでしっかりそういうところを見せて、次のステージに行くことができたら良いなと思います」

――児玉選手の発言を聞いて?

▼中之上「その通りで、やっぱり僕らがドンドン上に行かないとWRESTLE-1の光景と言うのがずっと変わっていかないと思うので。それができないとWRESTLE-1はこのまま終わっちゃうと思うので、僕らがドンドン上に行ってやっていきます!」

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