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12/22【全日本】憧れの世界ジュニア初挑戦・石井、「獲って全日ジュニア盛り上げたい」(写真あり)

 1・3後楽園大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合を行う王者・青木篤志、挑戦者・石井慧介が22日、神奈川・横浜市の全日本道場で会見。初挑戦となる石井は憧れの世界ジュニア戴冠を果たし、全日ジュニアの牽引者となる構えをみせた。

 全日マットにレギュラー参戦から1年3ヶ月が経過し、石井がついに世界ジュニア初挑戦を果たす。入江茂弘とのコンビでアジアタッグ王者にも君臨しているが、少年時代から全日本ファンで元全日本の練習生でもある石井にとって「歴代王者はもちろん順番に全て言えちゃうぐらい思い入れは強い」と言うように一番の憧れのベルトが世界ジュニア。「僕の人生の中で絶対に巻きたいベルト」と言い切るほどだ。

 しかも王者が青木というのも石井にとって最高のシチュエーションとなる。初参戦となった2013年9・23名古屋大会での相手が青木で、アジアタッグを巡って激闘を繰り広げた。「常に僕の壁として立ってきたのが青木さん」と意識する石井は、「世界ジュニアをかけて戦えるのがうれしいですし、この強いチャンピオンに勝って獲りたい気持ちが強い」と闘志を燃やしている。

 今は1・3後楽園に全神経を集中しているが、その先には「チャンスがあればジュニアの戦いに入りたい。もちろん盛り上げたい気持ちもあります」とジュニアの至宝戴冠によって全日ジュニアをけん引していく覚悟も示した。石井の世界ジュニア獲りにかける思いは本物。それが1・3後楽園大会で結実するか。

【会見における青木、石井】
▼石井「全日本プロレス初参戦から1年3ヶ月が経って、世界ジュニアのベルトは常にずっと心に思っていたこと。小さい頃から見ていた憧れのベルトで、いつか挑戦して獲りたいと思ってました。今回挑戦表明して受けてもらえてうれしいです。このベルトを獲れるように頑張ります」

▼青木「この世界ジュニアを獲りたいと思う以外の適当な人間の挑戦を受けるつもりはない。そういう強い思いを持っているなら受けない理由はない。しっかり勝って防衛したいと思います」

――印象に残っている世界ジュニアの歴代王者、タイトルマッチは?

▼石井「歴代王者はもちろん順番に全て言えちゃうぐらい思い入れは強いです。印象に残っている試合はたくさんあって、渕さんvs菊地さん、ダニー・クロファットと小川さん。近年だとカズさんvs近藤さん、青木さんの防衛戦も鼓太郎さんとの試合が印象に残っています」

――お互いの印象は?

▼青木「前に試合をしてた時はアジアタッグを俺らが持ってて彼らが挑戦してきたのが一番の印象で、とにかく全日本プロレスのベルトに対して知識と情熱があるのは感じてます。ベルトを獲るとはどういうことかと言うと、本当に獲りたい気持ちがないと獲れないし、そういうところは警戒しないといけない」

▼石井「自分は2013年9月23日の青木さんと初めて当たった時のファーストコンタクトの殺気が今でもずっと印象に残っていて、今思えば全日本であいさつした時も青木さん、初参戦の時も青木さん、アジアタッグの時も青木さん。常に僕の壁として立ってきたのが青木さん。今度は世界ジュニアをかけて戦えるのがうれしいですし、この強いチャンピオンに勝って獲りたい気持ちが強いです」

――全日ジュニアを盛り上げたい気持ちもある?

▼石井「もちろん僕はジュニアヘビーの選手ですし、チャンスがあればジュニアの戦いに入りたい。もちろん盛り上げたい気持ちもあります」

――ベルト獲ったらやりたいことは?

▼石井「今は先とか考えていなくて、僕の人生の中で絶対に巻きたいベルトなんで1月3日の試合に集中してます」

――小さい頃から憧れのベルトだったとのことだが?

▼石井「プロレスを見始めたのが5歳の時。最初、全日本プロレスを見ていて、6歳ぐらいからその時のチャンピオンが渕さん。渕さんvsジョー・マレンコの試合とか小さい時の記憶ながら残っています」

――一度全日本に入門したこともある石井選手にとって世界ジュニアは夢?

▼石井「全日本に受かった時ももちろんその先とかベルトとか考える余裕はなかったんですけど、一回全日本の練習生をやめた時、世界ジュニアのチャンピオンになれる可能性はゼロになったと思った。プロレスを続けていく中で挑戦できてびっくりしてる感じはなくもないですけど、つかみ取ったチャンス全力で頑張ります」

――渕を退けたことで得たものは?

▼青木「やっぱりこの人の懐の深さとかいろんなものは防衛したからって越えられるものでもないし、簡単に吸収できない。経験の一つ。今後防衛していく中での自信にはなったけど、それを実感できるのは10年後かもしれないし20年後かもしれないし、死ぬ直前かもしれない。逆に言ったら渕正信に勝ったのに簡単に負けれるかというのがある。刺激もらったのでしっかり防衛したい」

――2015年に描くことは?

▼青木「一ついえるのは難しいかもしれないけど、ある意味革命じゃないけど大きなことやらないと意味がないかなと。今年一年は世界ジュニアを巻きたい、防衛したいを目標にしてきたけど、それは実際、個人的なものであって、個人は充実してたけど、周りの人間をみたらそうでもなかったんで、全日ジュニアを変えていけるぐらいにしていきたいと思います」

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