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12/29【IGF】4億人視聴の中国PPTVと業務提携、合同で『第一プロレス』旗揚げ “印パ国境イベント"も開催へ(写真あり)

 IGF総帥で参院議員のアントニオ猪木が29日、来年にもインド・パキスタン国境付近で興行を開催する意向を示した。また、IGFと中国最大のネット・テレビ局『PPTV』が業務提携し、中国でのプロレス団体『第一プロレス』を来年4月に合同で旗揚げすることも発表された。

 この日、東京・新宿のアントニオ猪木酒場で開かれた大みそ日直前イベントに登場した猪木は、来年の展望に触れ「3月になったら具体的に発表できると思うけど、来年はインドとパキスタン国境で興行をやりたい」と表明した。

 2012年にパキスタンでの興行を成功させ、今年は北朝鮮で“平和の祭典"を開催。インドとパキスタンは長年政治的な緊張状態が続いており、国境地帯は日本からの渡航が制限される危険地帯だ。さらに踏み込んだ“スポーツを通じた世界平和"に乗り出す構えをみせた猪木は「国には平和憲法があるなら、我々は大衆に向けた(平和の)メッセージを送っていきたい」と語った。

 また、この日のイベントでは中国最大のインターネットテレビ局『PPTV』と業務提携を結び、合同で中国でのプロレス団体『第一プロレス』を旗揚げすることも発表された。

 PPTVは“利用者4億人"といわれる中国最大のネットテレビ局。その中のスポーツチャンネル“第一体育"は毎日1000万人が視聴しているといい、格闘技コンテンツとしては米WWEや米UFCを放送中。来年4月に上海にIGF上海道場をかねた大規模ジム(1600坪)を開設予定で、オープニングイベントも開催。会見にはPPTVのスポーツ部門担当者も出席し「中国には格闘技ファンが多い。IGFを中国に広げていければ」と語った。

 4年前から推進しているIGFの“中国戦略"が一気に進む格好。猪木も「スポーツでいろんな(国家間の)壁をブチ破っていきたい。これで中国の選手が日本に、日本の選手も中国に行けるようになれば」と強い期待を寄せた。

プロ格 情報局