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1/13【WRESTLE-1】武藤「彼が王者ならW-1崩れる」 征矢「“光る女”から研究し尽くす」 1・30王座戦へ共同会見(写真あり)

 1・30後楽園大会のWRESTLE-1王座戦「(王者)武藤敬司vs征矢学(挑戦者)」に向けて13日、都内W-1事務所で武藤と征矢が共同会見。「彼が王者ならW-1は崩れる」とV2へある種の使命感を燃やした武藤に対して、征矢は「残り18日で武藤敬司を研究し尽くす」と話した。

 征矢の挑戦表明を保留していた武藤だが、1・11後楽園大会の“査定試合"で征矢のサソリ固めの前にギブアップ負け。征矢の挑戦が決まったものの、この日の会見で武藤は「負けた反動で『やってやる』って言っちゃった形で…。後日やっぱりやめようと思ったんですけどコイツ、早速後楽園で『自分のタイトルマッチのチケットです!』って売っちゃったらしくて…。それでやらざるを得なくなったから決まった、そんなカードです」とため息をついた。

 さらに武藤は「彼はキャラクターレスラーというか、僕らの世界の言葉で言えばギミックレスラー。タイトルマッチは最高の作品を見せなきゃならない。その中で、ギミックレスラー相手だと意外と芸術作品が作りづらい」と経験則を語り、「確かにブロディとかハンセンも最初は“ギミック"の枠だったかもしれないけど、彼らにはインテリジェンス(知性)があった。でも、コイツはただのバカだからな…」と再びため息。そのうえで「ぶっちゃけ彼がチャンピオンになったらW-1は崩れるよ。そういう使命感のもと、試合をしたいと思います」と強調した。

 だが、精神的な打たれ強さなら天下一品の征矢もめげない。「ギミックとか良く分からない。これがありのままの私」「バカと天才は紙一重。私は天才なのかもしれない」と返答し、「僕にあって武藤さんに無いもの。それが勝利につながるはず。当日まで残り18日! 一日も逃さず武藤敬司を研究し尽くしたい」と予告。その研究方法を問われた征矢は「(若かりし武藤が出演した映画)『光る女』をじっくり鑑賞するところから始めたい」と話し、さすがの武藤も“バカ負け"した様子で力ない笑みを浮かべるほかなかった…。ともあれ、1・30後楽園はある種注目の“世界観”対決となる。


【会見の模様】
――王座戦に向けて?

▼武藤「後楽園で結果的に俺が負けてしまって、その反動で『やってやる』って言っちゃった形で…。後日やっぱりやめようと思ったんですけどコイツ、早速後楽園で『自分のタイトルマッチのチケットです!』って売っちゃったらしくて…。それでやらざるを得なくなったから決まった、そんなカードです」

▼征矢「それだけ武藤さんが窮地に追い込まれているわけですね。分かりますよ」

▼武藤「……? いやいや、本当は避けて通りたかった相手なんだよ。彼はキャラクターレスラーというか、僕らの世界の言葉で言えばギミックレスラー。ギミックレスラーを相手にすると、意外と“作品"を作りづらい。チャンピオンである以上、来てくれたお客さんに最高の芸術をお見せしたいと思ってる中で、ギミックレスラーを相手にすると芸術を作りづらい。だから当日は作品作りよりも勝負論に徹して、前回(の真田)同様、“通りすがりのチャレンジャー"を相手にするつもりでいます」

▼征矢「ギミックとか良く分からないんですが…。これがいたって普通でマジメな、ありのままの私なんですが…」

▼武藤「いや、ぶっちゃけ彼がチャンピオンになったらWRESTLE-1は崩れるよ。そういう使命感のもと、試合をしたいと思います」

▼征矢「では、WRESTLE-1を崩すくらいの覚悟で獲りにいきたいと思います。そういうことですよね?」

▼武藤「いや、崩れちゃダメだろ(笑)」

▼征矢「とにかく! 僕にあって武藤さんに無いもの。それが勝利につながるはず。当日まで残り18日! 一日も逃さず武藤敬司を研究し尽くしたいと思います」

▼武藤「いや、真田とか河野だって俺には無い武器を多く持ってたよ。それでも攻略してきたんであって」

――過去にギミックレスラー相手の防衛戦でトラウマがある?

▼武藤「いや、そもそもギミックレスラーってタイトルマッチの相手として上がってこないんだよ。確かにブロディとかハンセンも最初は“ギミック"の枠だったかもしれないけど、彼らにはインテリジェンス(知性)があった。でも、コイツはただのバカだからな(笑)」

▼征矢「バカと天才は紙一重と言いますからね。私は天才なのかもしれない…。バカだとしても風邪をひかないとか良いところはあるわけですよ」

▼武藤「……(笑)」

――どうやって武藤敬司を研究し尽くす?

▼征矢「スペースローンウルフ時代から始まりまして、『光る女』(※若かりし武藤が出演した映画)もじっくり鑑賞して、歴史を紐解いていくところから始めます。そこにヒントが隠れてるんじゃないか、と」

▼武藤「ストーカーにはなるなよ」

▼征矢「はい。家にお邪魔する時はしっかりと許可をとってからお邪魔します」

▼武藤「バカ、お邪魔させねえよ(笑)」

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