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1/19【プロレス大賞】MVP・棚橋が2年連続受賞視野に「今年もプロレス盛り上げる」、最優秀タッグ・杉浦&田中はヤンキース対決によるシングルW王座戦描いた 『2014年プロレス大賞』授賞式(写真あり)

 東京スポーツ新聞社制定『第41回プロレス大賞』の授賞式が19日、都内・KKRホテル東京で行われ、3年ぶり3度目のMVP(最優秀選手賞)受賞を果たした棚橋弘至ら受賞者11名が出席。2年連続MVPを誓う棚橋が「花開いた状態でありながら、種をまく作業は継続していくので、引き続きプロレスを盛り上げていきます」とプロレス界のさらなる発展に尽力する構えをみせれば、最優秀タッグチーム賞を受賞した杉浦貴&田中将斗は弾丸ヤンキース対決によるシングルダブルタイトルマッチを2015年の夢に掲げた。

 毎年恒例のプロレス大賞授賞式がこの日、都内ホテルで盛大に行われた。式には受賞者11名が出席。MVPの棚橋を筆頭に新日本勢が多数並ぶ中、邪道・大仁田厚が混じる貴重な光景が目を引いた。

 授賞式では賞状、トロフィー、賞金が受賞者に授与。代表してスピーチに立った棚橋は「日々こうして全力でやってきました。2014年もドームから始まって、日々の闘いを大事に、丁寧にやってきました。プロレスのよさ、素晴らしさをわかってもらおうとやってきた結果が徐々に出てきたかなと」との自負を口にし、「プロレスを応援してるファン、関係者がもっとプロレスを誇れる時代にしていきます。プロレスをどんどん愛して、どんどん好きになってますので、その気持ちで今年も盛り上げていきます」と宣誓。「愛してまーす!」の叫びとエアギターも披露した。

 先日、第152回直木賞を受賞した小説家の西加奈子さんが棚橋ら具体名を挙げた上で「プロレスからむちゃくちゃ勇気をいただいてます」と発言。新日本を中心にプロレス人気再燃の兆しが見え、世間への浸透度も高まりつつある。「西加奈子さんが通常のニュースでプロレスの4文字を言ってくれたのが凄くうれしくて」と感激しきりの棚橋は、「ていねいにやってきたことが潜伏期間を経て、花開いてきたなと」との手応えを実感している。

 だが、逸材に慢心はない。「盛り上がってきてますとか、いろんな言葉を言われるけど、実感がない。もっと上を見てるんで」とさらなる高みを見据え、「きっと僕の知らないゾーンに突入すると思うし、プロレスを知らない人に好きになってもらうために次のステージに突入します」と宣言。そのためにも2015年も自分がプロレス界の中心となるつもりで「MVPというものを今年の頑張りでさらに遠くしたいですね。今年も獲りますよ。そしたら『MVPは遠いぞ』と言いますよ」と2年連続受賞を描いた。

 最優秀タッグを受賞した杉浦&田中の弾丸ヤンキースもさらに上のステップを見据えている。昨年はタッグ2冠王に君臨したが、ノア1・10後楽園大会でGHCタッグ王座を手放したばかり。「まだまだこのタッグチームでやることがあると思うし、今年もこのチームで飛ばしていきたい」と杉浦が意気込めば、田中も「今ベルトは一つですけど、また二つになるように弾丸ヤンキース、田中&杉浦を知らしめたい」と返り咲きを誓った。

 そして両者とも各団体のシングルの頂点獲りにも乗り出すつもりだ。「イチレスラーとしてシングルのベルトを巻くことは、その団体のトップ、象徴ですからね。今年も目標としてやっていく。シングルのベルトを巻いたら(田中と)戦ってもいい」とぶち上げた杉浦に対し、田中も「去年はタッグで注目されたんで、今年はシングル、タッグ両方注目されるように」と呼応。杉浦がGHCヘビー、田中が世界ヘビー両王者に君臨すればヤンキース対決によるダブルタイトルマッチも実現可能で、「それは面白いですね」(田中)、「パートナー同士でやるのはないですからね。夢ふくらみますね」(杉浦)と口を揃えて色気をみせていた。各賞の受賞者は以下の通り。
※棚橋、杉浦&田中のコメント、フォトギャラリーは別項に掲載します

☆東京スポーツ新聞社制定 第41回プロレス大賞受賞者一覧

▼最優秀選手賞(MVP)
棚橋弘至(新日本プロレス)

▼年間最高試合賞(ベストバウト)
G1 CLIMAX 24優勝決定戦「オカダ・カズチカvs中邑真輔」(新日本8・10西武ドーム)

▼最優秀タッグチーム賞
杉浦貴(プロレスリング・ノア)&田中将斗(ZERO1)

▼殊勲賞
石井智宏(新日本プロレス)

▼敢闘賞
大仁田厚(大仁田事務所)

▼技能賞
B×Bハルク(DRAGON GATE)

▼新人賞
赤井沙希(DDT)

▼女子プロレス大賞
該当者なし

▼功労賞
佐々木健介
田上明

プロ格 情報局