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2/2【NOAH】アーチャー「俺たちが“世界”を教えてやる」 GHCタッグ戦調印式でTMDKとK.E.S.が一触即発(写真あり)

 2・11名古屋大会のGHCタッグ選手権試合「(選手権者/TMDK)マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストvsランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.(挑戦者/K.E.S.)」に向けた調印式が2日、東京・有明のノア事務所で開かれ、アーチャーが「世界一ってモンを教えてやる」、スミスJr.が「スズキグンに最初の宝をもたらす」とそれぞれ宣言した。

 ノア今年最初のビッグマッチとなる2・11名古屋大会のメインを飾るのは、外国人対決によるGHCタッグ王座戦。K.E.S.は“Killer Elite Squad"(エリート殺人部隊)の名の通り、ことあるごとに「殺す」と物騒な予告を続けてきたが、この日の調印式でヘイストは「いつもいつも大人数で仕掛けてくるけど、“2対2"で俺らに勝てるのか? お前らはキラーなんだって? 俺たちを殺すの? マイキーとシェインを殺しちゃうの? ププッ、笑っちゃうよ」と持ち前の陽気さで一笑に付した。

 これを呆れ顔で受け流したアーチャーは“命知らずな若者"を諭すかのように「分かるか、TMDK? 俺たちはお前らを殺すんだ。GHCタッグタイトルは間もなく俺らの手に渡る。お前らになす術はない。お前らは“The Mighty Don't Kneel"(※強いものは決してひざまずかない、頭文字TMDKの由来)であり、若く、ハングリーで、そして強いかもしれない。でも俺たちは、どうやってお前らを傷つけ、そして勝ち、“リアルチャンピオン"になるか。その術を知っている。その果てにTMDKはもはや立つことはできない。Torture(拷問)、Murder(殺人)、Destroy(破壊)、Kill(殺す)でTMDK…そのすべてをK.E.S.が実行するからだ」と改めて経験と実績の差を強調した。

 確かに“世界的"な実績ではK.E.S.が大きく上回る。オーストラリア時代はほぼ無名で、ノアへのプロレス留学を機に頭角を現したTMDKに対して、K.E.S.はアーチャーが米TNAに5年・米WWEに1年半、スミスJr.が米WWEに5年間それぞれ在籍。K.E.S.としてはIWGPタッグ、NWAタッグ両王座戴冠を果たし、スミスJr.はWWEタッグ王座戴冠歴もある。世界的知名度では、K.E.S.が圧倒的に上だ。

 それだけにアーチャーは、常に「ベスト・イン・ザ・ワールド」(世界一)と叫ぶTMDKコンビに対して「K.E.S.はチャンピオンになるために生まれたチームだ。日本で何を成してきたかを見れば、世界一のチームであることは明白だ。IWGPタッグチャンピオン、2回。NWAタッグチームチャンピオン、2回。ノアのGHCタッグチームチャンピオンシップでも同じことになるのは誰にだって分かる。俺たちより優れたチームはない。お前らに世界一ってモンが、どういうものか教えてやる」と通告した。

 侵攻後、海賊と化した鈴木軍は組織力を駆使して方舟防衛軍を圧倒。スミスJr.は「2月11日は、俺たちK.E.S.がスズキグンに“最初の宝"をもたらす日になる。そして次の宝(GHCヘビー)はスズキが奪う」と宣告した。

 TMDKも前哨戦で一度も勝てていない状況が続いているが、ヘイストは「TMDKは追い詰められれば追い詰められるほど力を発揮する。ヤツらは“ひざまずかせる"としきりに言っているけど、俺たちは足元からでもお前らに噛み付いてやる」とTMDKの魂である“不屈の精神"で立ち向かう構えをみせた。

 写真撮影の段ではにらみ合いから小競り合いに発展し、アーチャーが机をひっくり返せば、スミスJr.はイスを投げつけてきたものの、TMDKコンビはひるむ姿を一切見せずに「俺たちのことはテーブルやイスみたいに簡単には投げられない。ベスト・イン・ザ・ワールドは俺たちだ」(ヘイスト)とサラリ。ともあれ“世界規模"のタッグ対決となる名古屋決戦へ、両軍のボルテージはレッドゾーンに突入しつつある。

※調印式における詳細コメントは容量の都合上、別項に掲載いたします

プロ格 情報局