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2/16【WRESTLE-1】カズ「大阪からW-1のクルーザーが始まる」、稔「確信持ちたい」 2・22大阪一騎打ちへ共同会見

 2・22大阪大会の一騎打ちに向けてカズ・ハヤシと田中稔が16日、都内WRESTLE-1事務所で共同会見。カズが提唱した“クルーザーの世界"をキーワードに互いの胸のうちを語り合った。

 カズと稔は2・13後楽園大会のW-1タッグ王座戦で激突。吉岡世起と組んだ稔に対して、戦前カズが「若手を引っ張り上げようとする稔に魅力を感じない」とゲキを飛ばし、稔も「俺は本気だ」と応戦した。ところが本番では熱戦の末に最後は稔がカズに直接ピンフォール負け。試合後にクルーザー級ベルトの創設を提唱したカズに覚悟をただされた稔だったが、失意の無言だった。

 その流れをくんで、2・22大阪大会で一騎打ちが決定。稔の希望だった。会見で稔は「本気だと言いながら完膚なきまでに負けてしまった。クルーザーの戦いの中に本当に自分が入っていけるのか。その確信が欲しくてシングルをお願いしました」と説明した。

 カズも「“鉄は熱いうちに打て"ということで素早くマッチメークしてもらって感謝しております」としたうえで、「“クルーザー・ディビジョン"というものを持ち出したタイミングで稔さんとシングルをやるということは、凄くデカいこと。自分の勝手な思いですけど、大阪からWRESTLE-1のクルーザー・ディビジョンが始まると思ってます」と描いた。

 “再起"への道となる稔は「20周年イヤーを終えて“落ち着いてしまって"いたのは確か。そこをカズさんに指摘されて、本当に痛いところを突かれたと思った。その結果がタイトルマッチでの敗北だったと思います」と自己分析。そのうえで「かつて新日本を辞めて全日本に上がるようになって初めて目指したのがカズさんの持つ世界ジュニアでした。その頃を思い出してますし、が然燃えてます」と闘志を燃やした。

 稔の思いを耳にしたカズも「今まで僕と稔さんで築き上げてきたライバル関係の“すごろくの続き"を歩みたい。だからと言って『僕とやることで元気出して欲しい』みたいなことは一切なくて、ただただ戦いの続きをしたい」と胸のうちを語って応えた。

 現在のところW-1サイドに“クルーザー・ベルト"創設に向けた具体的な動きはないというが、カズは「クルーザー獲ったから次はW-1チャンピオンシップに挑戦させろ…とかじゃなくて、他のベルトと比べて上でも下でもないクルーザー・ディビジョンという“独自の世界"を作りたい」と改めて理念を熱弁。「僕の試合を通じて会社が動いてくれる。それが理想ですね。俺の試合を観て、そう思ってもらえたら最高ですね」と話した。そのためにも稔との“名勝負復活"は不可欠となる。

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