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3/3【IGF】4・11両国からワールドGPトーナメントがスタート 「王座とは別枠」も世界各地から8選手がエントリー(写真あり)

 IGFは3日、4・11両国大会『IGF3』からMMAトーナメント『IGF WORLD GP Tournament 2015』を開催すると発表した。両国3大会に渡って行われ、決勝戦は大みそ日の猪木祭。すべて国籍が異なる8選手が参加予定で、この日はうち6選手が発表された。

 すべてIGF・MMAルールで行われる同トーナメントには8選手がエントリー。4・11両国大会『IGF3』で一回戦4試合、8・29両国大会『IGF4』で準決勝2試合、12・31両国大会『INOKI BOM-BA-YE 2015』で決勝戦をそれぞれ開催する。優勝者には賞金1000万円が送られる。

 「世界各地から集まった選手が世界一を決める。“昨日まで無名、明日から超有名"のリアルスターを発掘する」のがコンセプト。この日、都内で会見したサイモン・ケリー・猪木取締役は、「もともと世界各地から売り込みがありましたが、この際8枠すべて別の国の選手でワールドカップ的なトーナメントを開催することになりました。新しいスターを発掘したい」と話した。

 米UFCと電撃契約したIGF王者ミルコ・クロコップが王座を返上したばかりだが、サイモン取締役は「途中で趣旨が変わる可能性もありますが、現在のところ新王者決定トーナメントではなく、あくまで別枠のグランプリという位置づけです。IGF王座の扱いは未定で、決まるまで空位のまま据え置きます」と説明。ただ「トーナメント優勝者が何らかの形で王座に絡むことになりそう」との見通しを示した。

 この日は8選手中6選手が発表された。IGF常連のクリス・バーネット(アメリカ)をはじめ、ディオン・スターリング(オランダ※アリスター・オーフレイムのスパーリングパートナー、FFCヘビー級王者)、フェルナンド・ロドリゲスJr.(ブラジル※アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの弟子)、アントニー・リー(フランス※ジェロム・レ・バンナの弟子)、オリィ・トンプソン(イギリス※元UCMMA王者)、ヨセフ・アリ・ムハマド(スウェーデン)がエントリーした。

 日本人枠は元王者の石井慧が第一候補。サイモン取締役は「石井選手もミルコに連敗して気落ちしているかもしれませんが、早く脱出して欲しい」とエールを送った。石井の出場が不可能な場合はミノワマンや藤田和之らを候補として挙げ、「出たいと思う人に出てもらいたい」と話した。

 日本人枠を含む残り2選手は近日中に発表される見通し。シリアやイラク、アフガニスタンからも売り込みがあるといい、中東地区から選手が出場する可能性もあるという。『IGF WORLD GP Tournament 2015』の決定分概要は以下の通り。

☆『IGF WORLD GP Tournament 2015』
[日程]
▼一回戦
4月11日(土)東京・両国国技館『INOKI GENOME FIGHT 3』
▼準決勝
8月29日(土)東京・両国国技館『INOKI GENOME FIGHT 4』
▼決勝
12月31日(木)東京・両国国技館『INOKI BOM-BA-YE 2015』

[賞金]
優勝:1000万円
準優勝:300万円

[参加決定選手]
ディオン・スターリング(オランダ)
ヨセフ・アリ・ムハマド(スウェーデン)
フェルナンド・ロドリゲスJr.(ブラジル)
アントニー・リー(フランス)
クリス・バーネット(アメリカ)
オリィ・トンプソン(イギリス)

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