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3/6【リアルジャパン】3・20シングル初対決へ会見 初代タイガー「空中殺法で勝負」、曙は対貴闘力も視野に「満足度100%の試合に」(写真あり)

 3・20後楽園大会でシングル初対決が決まった初代タイガーマスク、曙が6日、都内・興義館で会見。かつて手ほどきしたこともある曙の強さを知る初代タイガーが「私のような体が横綱に対していくにはスピードと空中殺法の復活。空中を飛んで思い切りぶつかっていく肉弾戦しかない」と四次元殺法で勝負する構えをみせれば、曙は「リアルジャパンさんのお客さん、そしてタイガーマスクさんの納得がいくような満足度100%の試合をやりたい」と貴闘力との対戦も視野に入れつつ完全燃焼ファイトを誓った。

 リアルジャパンの2015年第1弾興行となる3・20後楽園大会でプロレス界で未だ実現していなかった大物対決が組まれた。初代タイガーと曙のシングル初対決だ。二人はリング上での接点こそないものの、曙がK-1、総合格闘技に挑戦していた2006年当時、初代タイガーがコーチを施した師弟関係にある。

 だからこそ初代タイガーは「横綱の怖さは一番良く知ってる」と曙を認めると同時に警戒を強めている。当時の練習中、曙が桜木裕司師範を1ラウンドの間に6回もダウンさせたエピソードを披露した初代タイガーは、「その速さとか皆さんがまだ気づいてないところがたくさんある」とまだまだ潜在能力が眠っていると確信。「天龍さんも引退されますけど、天龍戦以来のいい試合内容をやってみたいなと。それぐらいの覚悟」と2012年5月に実現した天龍源一郎戦に匹敵する大勝負に定めた。

 曙戦へ向けて初代タイガーは現在、練習量を倍に増やして己を研さんしている。倍以上の体重差があり、体格的にも不利は否めないところで、「私のような体が横綱に対していくにはスピードと空中殺法の復活。空中を飛んで思い切りぶつかっていく肉弾戦しかない」と四次元殺法に活路を求めるつもり。「空中戦を今回10発ぐらい飛んでやろうかなという気持ちになってる」との連発も辞さない構えをみせた。

 一方、曙はこれがリアルジャパン初参戦となる。師匠格にあたる初代タイガーに「レジェンドの中の大レジェンド。自分が相撲界で新弟子から上がってきた時の千代の富士さんとかと同じ、プロレス界の大横綱」と敬意を表し、「とにかく思い切りアゴを引いて、歯を食いしばって思い切り当たっていくだけ」と真っ向勝負を見据えている。

 「引退するまで勉強するつもりだし、ここでリアルジャパンさんのリングに上がって、ひと皮むけられるんじゃないか」と話したように、リアルジャパンへの継続参戦にも前向きだ。同じ大相撲出身の貴闘力からの対戦要求も耳に入っており、「正直言えばチャンスあれば。僕はどんな勝負からも引き下がらないし、まだそうやってやりたいと言ってくれる人がたくさんいるうちが花だと思ってるし、ちゃんと応えたい」と受けて立つ構えもみせた。

 そのためにも今回の初代タイガー戦で結果と内容を残すのみだ。「ここでいい印象をリアルジャパンのお客さんの前で見せないと、残さないと二度と上がれないんで。タイガーマスクさんが納得するような試合内容、もう一回上がってもらいたいと言われることが全て」と気を引き締めた曙は、「リアルジャパンさんのお客さん、そしてタイガーマスクさんの納得がいくような満足度100%の試合をやりたい」と全力ファイトを誓った。
※初代タイガー、曙のコメントは別項に掲載します

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