3/16【新日本】夢でAJ対策? いざ「自分信じて」IWGP獲りへ NJC覇者・飯伏が一夜明け会見(写真あり)
昨夜の広島大会で今年のニュージャパンカップ(NJC)を制し、4・5両国大会でのIWGPヘビー級王座挑戦が正式決定した飯伏幸太が16日、都内・新日本事務所で一夜明け会見。夢実現へ“夢"で対策を練る飯伏流をさっそく披露した。
前夜の広島大会では準決勝で内藤哲也、決勝で後藤洋央紀を破って涙の初出場、初優勝を果たした。「今日になって体のダメージというか、いろんな場所が痛くて、やっと実感できてるかな…という気がします」と語った飯伏だが、これからが本番。次はいよいよ新日本の“頂点"に手をかける。
優勝者に3大王座への挑戦選択権が与えられた今年のNJC。「小さい頃から欲しかったIWGPヘビーに挑戦したいと、大会前から思っていました」と明かした。“IWGPヘビー"はプロレス少年だった飯伏の夢でもあった。
王者AJとはシングル初対決。ファン時代、DVDを借りてまでAJの試合を観ていたという飯伏は「その選手とできるのは凄いうれしい」と語りつつ、かつてタッグで触れた際の感触を「ヘビー級という体格ではないんですけど力強かったです」と印象を語った。ある種、憧れの選手と夢の舞台で戦うことになるが、“スタイルズクラッシュ対策"を問われた飯伏は「あと2週間の間に“夢"で見たいと思います」と夢で夢をかなえる“飯伏流"を披露した。
新日本の両国大会でメインを務めるのも初。会見中は終始緊張気味で「そこはやっぱりプレッシャーは感じてますね。対戦相手がAJスタイルズということも含めて。ただ、自分の中で『自分ならできる』というものもある。自分を信じて」と自分に言い聞かせるように語った。「ベルトを獲ったら、まだやってない選手とかいっぱいいるんで、やったことない選手とやってみたい。ベルトがもし獲れたならガンガン行きます」。夢の先にさらなる夢を見据えつつ、まずは全力でAJ攻略にかかる。
【会見の模様】
――優勝から一夜明けて?
▼飯伏「今日になって体のダメージというか、いろんな場所が痛くて、やっと実感できてるかな…という気がします」
――IWGP挑戦が決まったが、王者AJの印象は?
▼飯伏「プロレスをやる前からAJのことは知っていて、個人的にDVDとか借りて観てたりしたので、その選手とできるのは凄いうれしいと思います」
――かつて一度タッグで当たっているが、その時に思ったことは?
▼飯伏「ヘビー級という体格ではないんですけど力強かったです。あとは誰とやっても良い試合になるなと。凄い選手です」
――それでも勝つ?
▼飯伏「もちろん、挑戦するなら必ず勝ちます」
――NJC準決勝の内藤戦、後藤戦を振り返って?
▼飯伏「内藤さんとはG1で一度シングルマッチでやっていて、その時も勝ってるんで、負けるイメージは正直なかったですね」
――内藤戦では危険な技も繰り出していたが?
▼飯伏「勝つためには。それは自分が今までやってきたこと。それを出したということです」
――後藤については?
▼飯伏「後藤さんは僕が思ってたよりも、蹴りとかスピードとかが凄い。速かったし、重さも思った以上でした」
――その2人を倒したが?
▼飯伏「自分の中ではすべて全力、100%で優勝できたんで本当に満足してます」
――IWGP挑戦はその場で決めた? 過去のいきさつからIC、NEVERという選択肢もあったと思うが?
▼飯伏「優勝できるなら、まだやったことない、小さい頃から欲しかったIWGPヘビーに挑戦したいと、大会前から思っていました」
――新日本の両国のメインイベントは初だが?
▼飯伏「そこはやっぱりプレッシャーは感じてますね。対戦相手がAJスタイルズということも含めて。ただ、自分の中で『自分ならできる』というものもある。自分を信じて」
――AJと似てるところは?
▼飯伏「動き一つひとつはなんとなく似てるな、というのを感じますね」
――似ているということは、やりづらさもある?
▼飯伏「普通の動きじゃない動きを持ってる選手が苦手な部分があるので。その部分がどれくらい出るのか。それが怖いですね。もしかしたら噛み合わない部分も出てくるかもしれませんし、凄く噛み合うかもしれないですし…」
――スタイルズクラッシュ対策は?
▼飯伏「明確には対策はしてないですけど、あと2週間の間に“夢"で見たいと思います」
――尼崎と後楽園で前哨戦があるが?
▼飯伏「そこでどれくらいまで踏み込めるか。AJの能力を出させようかなと。そこで少しでも吸収できれば」
――IWGPを獲ったらやってみたいことは?
▼飯伏「まだやってない選手とかいっぱいいるんで、やったことない選手とやってみたいですね」
――王者として積極的に仕掛けていく?
▼飯伏「はい。ベルトがもし獲れたならガンガン行きますよ」
