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3/18【大日本】夢はTNA参戦 関札皓太が大日離れアメリカを活動拠点に 登坂社長、小鹿会長もエール(写真あり)

 関札皓太が18日、神奈川・横浜市鴨居の大日本道場で会見し、3・31後楽園大会を最後に大日マットを離れ、アメリカを活動拠点とすることを発表。TNAマット参戦を目標に掲げた関札に、同席した登坂栄児代表、グレート小鹿会長もエールを送った。

 関札は1995年6月24日、石川県野々市市出身の19歳で、昨年8月6日の上野大会でデビュー。165cm、77kgと小型ながらイキのいい突貫ファイトで前座戦線を沸かせ、同期の大下敢、佐久田俊行としのぎを削ってきた。

 成長著しい関札だが、「体が大きいわけではなく、みんなと同じことをしていても、レスラーとして上にいけない」との思いに駆られ、大日本を離れて新天地に身を置くことを決断。「海外でプロレスを学びたい、海外でプロレスラーとして成功したい」とアメリカを活動拠点に決めた。

 相談を受けた登坂代表も若手のコーチである関本大介、岡林裕二から「日ごろの練習、試合をみて、関札選手が今のストロングBJという枠ではなく、違う形での活動、トレーニングをした方が伸びるのではないか」との報告を受けていたこともあって、関札の希望を受け入れ、送り出すことを決めた。

 3・31後楽園大会を最後に渡米することになった関札は、大日本に籍は置いたままだが、団体からの後ろ盾なしの独力による修行となる。「レスラーとしての技術を向上させたい、ステップアップさせたいと考えた時、海外で活動することが自分にとって一番いいことではないか」とフロリダにあるレスリングスクールに通って技術の研さんに励むつもりだ。

 同席した登坂社長、小鹿会長の期待も大きい。「若者は夢を持つ。海外に行きたいというのは自然であって、もろ手を上げて賛成したい」と関札の決断を支持した小鹿会長も若い頃は海外武者修行で己を磨いた経験がある。「帰ってくる時、俺が生きてるかわからないけど、帰ってこいよ。会長に試合みせてやろうって気持ちで頑張らなきゃダメだ」とハッパをかけ、「これからどんな苦労があっても若さで吹っ飛ばすだろうと。永住するという気分ではなく、あくまでも修行して帰ってくる気持ちがあれば、何でも突き進んでいける。絶対財産になるから、それだけ心に決めていけばいい」とアドバイス。登坂社長も「細かい視点、全体を見渡せる大きなレスラーになってもらいたい」と背中を押した。

 希望通りの形で大日本から送り出してもらうことになった関札も期待に応えるつもりだ。「アメリカのレスリングスクールに通って、そこで大きく成長して、最終的にはTNAという団体に上がりたい」と目標を設定した関札は、外見が酷似しているロウ・キーとの対戦も熱望。「現時点で期間というのは定めていなくて、自分としては送り出してもらっていますので、大きく成長して、成長した姿をもう一度、大日本のリングでみせられたら」と進化を遂げて大日本に凱旋することを誓ったていた。
※関札、登坂社長、小鹿会長のコメントは別項に掲載します

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