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3/18【大日本】会見における関札、登坂社長、小鹿会長の詳細コメント(写真あり)

 18日、神奈川・横浜市鴨居の大日本道場で会見した関札皓太、登坂栄児社長、グレート小鹿会長の詳細コメントは以下の通り。

【会見における関札、登坂社長、小鹿会長】
▼登坂社長「昨年8月の上野大会で同期二人と一緒にデビューした関札皓太ですが、来月から活動拠点を大日本から海外に移して活動することになりました。つきまして大日本プロレスへの試合出場はいったん3月31日までとお伝えしたいと思います」

▼関札「今回、単身で海外に渡米させていただくことになりました。理由としては海外でプロレスを学びたい、海外でプロレスラーとして成功したいという思いがあります。自分は体が大きいわけではなく、みんなと同じことをしていても、レスラーとして上にいけないと思っています。自ら厳しい状況に身を置いて、もっと人として、レスラーとして大きくなってきたいと思い、この決断をすることになりました」

▼登坂社長「実はコーチをしている関本選手、岡林選手から日ごろの練習、試合をみて、関札選手が今のストロングBJという枠ではなく、違う形での活動、トレーニングをした方が伸びるのではないかと、関札選手がいないところで個人的に聞いておりました。先月の頭に直談判してきて、気持ちがまっすぐだったことと、関本、岡林から聞いていたことも掛け合わせて送り出すことを決めました。海外武者修行という形で送り出す形も考えられたんですが、単身渡米して人間として苦労も重ねていきたいという強い意思がありました。今回、大日本プロレスの人間という肩書きだけを持っていってもらう。試合、コーチ役をサポートするわけではなく、レスリングスクールに入門して活動の幅を広げ、大日本としては大日本の人間であるという証明をするだけですね」

――いつ頃から考えていた?

▼関札「いつからという具体的なものではなく、レスラーとしての技術を向上させたい、ステップアップさせたいと考えた時、海外で活動することが自分にとって一番いいことではないかと決断しました」

――期間は定めている?

▼関札「現時点で期間というのは定めていなくて、自分としては送り出してもらっていますので、大きく成長して、成長した姿をもう一度、大日本のリングでみせられたらと考えています」

▼登坂社長「誤解を恐れずに言えば、志高く考えているようですので、一定の評価を受けている団体から入団のオファーがあった場合、スムーズな契約の移管をする心積もりがあるということはお伝えしておきます」

▼小鹿会長「若者は夢を持つ。海外に行きたいというのは自然であって、もろ手を上げて賛成したい。古い言葉で武者修行、そういう部分がなくなった今日この頃。それを本人の意志で決めたってことは素晴らしいこと。帰ってくる時、俺が生きてるかわからないけど、帰ってこいよ。会長に試合みせてやろうって気持ちで頑張らなきゃダメだ。何かあれば電話すればいいんだ」

――自分の海外武者修行の経験からアドバイスするとすれば?

▼小鹿「言葉だろうね。僕なんかABCしかわからない時期があった。彼は19歳ですからいろんな部分で俺より優れてる。彼の場合はいろんな部分で吸収できるから。僕らの時代の修行は関札君には当てはまらないと思うけど、一番困るのは言葉だと思う。あとは向こうに行ったら耐えて耐えて耐えるしかないよ」

▼登坂社長「世界を見渡せるというか、細かい視点、全体を見渡せる大きなレスラーになってもらいたいですね。会社のフォローがないのを望んでることでしょうし、決意が固く退路を断つという気持ちで海外に行くと。生半可な気持ちではないのは承知していますので、厳しいようですが、大日本では現地でのフォローはしないと考えています」

――海外での目標は?

▼関札「アメリカのレスリングスクールに通って、そこで大きく成長して、最終的にはTNAという団体に上がりたいなというのはあります」

――TNAを選んだ理由は?

▼関札「自分がデビューした時、ロウ・キー選手に似てるといわれたんですよ。今ロウ・キー選手がTNAに出場されているということで、いつか戦えたらなと思っております」

――日本とアメリカの違いはどんなイメージを抱いている?

▼関札「TNAはリングの形というものも違いますし、今もっている自分のプロレスの技術では到底上へはいけないと思いますので、レスリングスクールに通い、技術を吸収して頑張ってきたいと思っています」

――どこのレスリングスクールに?

▼関札「だいたい目星はついています。フロリダにありますレスリングスクールに通おうと思っています」

▼登坂社長「取り巻く中でいろんな選択肢、方法論があって、成功に近づくにはというのが人それぞれあると思いますが、19歳の今だから考えられること、動けることを、物理的には後押ししませんが、気持ち的に後押しして送り出したいと思ってます」

▼小鹿会長「彼が若い時に旅立つのは賛成だし、これからどんな苦労があっても若さで吹っ飛ばすだろうと。永住するという気分ではなく、あくまでも修行して帰ってくる気持ちがあれば、何でも突き進んでいける。絶対財産になるから、それだけ心に決めていけばいいと思う」

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