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3/18【大日本】小鹿会長が自然保護を目的にNPO法人「資源を増やす木を植えましょう!」を設立(写真あり)

 グレート小鹿会長が18日、神奈川・横浜市鴨居の大日本道場で会見し、特定非営利活動(NPO)法人「資源を増やす木を植えましょう!」の設立を発表した。

 「日本国内の山林その他の自然環境について、広く一般市民に対して、山林の植樹活動その他の自然保護に向けた活動と情報発信に関する事業を行い、自然環境に関する適切な方策を講じ、日本国内の自然環境・景観の維持保全を図り、自然と人間が共存できる豊かな社会の実現に寄与すること」を目的に設立されたもの。昨年12月、北海道に申請し、今年の2月19日に北海道知事からの認証を得た。

 中でも小鹿会長が力を入れていこうとしているのが植樹活動だ。昨年6月には東日本大震災の被災地ともなった岩手県山田町を訪れ、1万5千粒ものひまわりの種を植え、約1万の花を咲かせた。今年も6月7日に同地を訪れ、山田町中学校の校庭にある仮設住宅の周囲に1万5千粒の種を植え、ひまわりの花を満開にするつもりでいる。

 また、昨年7月に大日本が興行で訪れた北海道・礼文町での植樹計画も進んでいる。海に囲まれた礼文島は海産物の宝庫だが、収穫量が減少傾向にあるという「それを増やすために何をしようかとなった時、木を植えようじゃないか」と決意した小鹿会長は、先週訪れた札幌で森林管理局に出向き、植樹する場所の選定などの協力を取り付けてきた。「北海道が終わりましたら、被災地の青森から宮城、福島まで被災地を選定しながら植えたい」と日本全国に活動を広げていくつもりだ。

 大日本・登坂栄児社長も発起人に名を連ね、団体としてのサポートを宣言。来月73歳となる小鹿会長の新たなライフワークが本格的に始まる。

【会見における小鹿会長】
▼小鹿会長「去年6月、山田町でひまわり1万5千粒の種を植え、約1万の花を咲かせました。5年計画でひまわりの種を植え、花を咲かそうと始めたプロジェクト。今年で2年目。6月7日、2年目の種を植えることが決まりました。今回は山田町の役場などと話し、僕の希望として学校の年中行事に入れてもらいたいと進行しています。もう少ししたら皆さんにいい報告ができると思います。今回も1万5千粒の種を植え、中学校の校庭にある仮設住宅を中心に花を咲かそうという運動です。教育委員会とかOKしてくれるなら今年から3年、4年かけて学校の生徒さんたちに協力してもらい、3年後、4年後に彼らに100パーセント譲ろうと思います。そのままではなく私も陰でいろんな部分で協力したい。山田町の子供たちが咲かせた花を見て心が和む。楽しみが一つできたという行事にしたいと思っています。このNPO邦人も礼文、利尻島に大日本一行が行きまして、地域の人と議論しながら進めています。今過疎化されている地域が日本にたくさんあります。僕の希望で登坂社長、レスラー一同にお願いして去年7月、礼文島の試合を決行させてもらいました。礼文島の人口が今2千600人。毎年7人から10人ぐらい亡くなったり島から離れたり。僕の単純計算で35年経ったら誰もいなくなってしまう。我がふるさとが廃墟になる、そんな悲しいことをさせちゃいけないよと。私が鼻垂れ小僧の時は礼文島は海産物の宝庫だった。それが今はウニと昆布しかない。それを増やすために何をしようかとなった時、木を植えようじゃないかと。私には時間がない。来月73歳ですから。僕らが植えて、今の子どもでも追いつかない、その次の孫、ひ孫が形にしてくれたら、僕ら人間の先輩としてうれしいこと。旗を振りましょうと。何年できるかわかりません。北海道にNPO邦人の申請を出し、4ヶ月かかって登記、書類が完成したんです。礼文島に木を埋めるのは流動的です。先週、札幌に行きまして、国の機関、森林管理局に行き、礼文島はどれぐらい国の土地があるのか、いろいろ話して、向こうの管理局の方も協力的でして、近いうちにどこに植えたらいいと選定して頂いて決行することになります。今年中には決行したい。それを北海道だけじゃなく日本全国を回りたい。はじめに礼文島に植えたい」

――北海道の次はどこに植樹したい?

▼小鹿会長「北海道が終わりましたら、被災地の青森から宮城、福島まで被災地を選定しながら植えたいと思います」

▼登坂代表「設立に当たり、私も発起人の中に名を連ねておりますので、趣旨に賛同して活動をサポートできればなと思っております」

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