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3/25【WWE】藤波殿堂入り会見における詳細コメント(前編/写真あり)

 藤波辰爾のWWE殿堂入り会見における藤波の詳細コメント(前編)は以下の通り。


【会見の模様】
▼藤波「本日はお集まりいただきありがとうございます。藤波です。まだ胸がときめいてます。まずWWE殿堂入りのニュースを聞いた時は、頭の中が真っ白になったというか…自分が長年、夢にまで見た名誉ですから。数年前、僕の師匠であるアントニオ猪木が選ばれましたが、まさか自分が選ばれるとは思わなかった。まだまだ気持ちの整理がついていませんが、明日いよいよ授賞式出席のためカリフォルニアのサンノゼに行きますけど、おそらく現地についたら自分の気持ちが抑えきれないほど興奮するんじゃないかと思っています。それぐらいWWE殿堂入りというのは、日本のレスラー全員が夢見る名誉。それだけに礼儀を大事にして臨みたいと思います。かつて九州の大分から何の経験もなくこの業界に飛び込んで、無我夢中でやって先輩にしごかれ、そして海外に行ってカール・ゴッチにしごかれ、チャンスに恵まれてあのニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)に上がったことが、僕のレスラー生活のスタートと言っても過言ではありません。あのMSGでの試合が自分の中で昨日のように思い出されます。その後は色んな怪我との戦いもありましたし、くじけそうになったことも何度もありましたけど、でもどこかでコツコツと努力を積み重ねていけば、ちゃんとこうして見てくれている人はいるんだな、と。そういう意味ではニューヨーク(WWE)の皆様には本当に感謝しています。マクマホン・シニア…(ビンス・マクマホン現WWE会長の)お父さんのほうですけど、本当にお世話になってニューヨークで活躍できました。日本海外問わず、レスラーとしての名誉として本当に大事にしたいと思っています。そういう立場になって、上から目線で言うわけじゃないんですけど、こういうものを夢見てレスラー一人ひとりが頑張って欲しいと思います。そういう意味では胸を張って明日、カリフォルニアのほうに飛びたいと思います。本日は本当にありがとうございました」

※場内拍手、以下質疑応答

――紹介者はリック・フレアーが務めるそうだが?

▼藤波「本当に“心憎いこと"をしてくれるな、と思いましたね。彼の日本での活躍、そして僕との因縁というのか、さまざまな試合をした経緯がありますから。本当にそういうものを分かってくれているな、という。1976、7年にノースカロライナに遠征した時、当時彼(フレアー)はトップに上がる上り調子の一番良い時。一緒に色んな町をサーキットしたこともありました。ランディ・サベージもいましたしね。ちょうど彼(サベージ)はデビューしたあたりかな。そういう意味では当時の色んな選手に会えることも楽しみにしています」

――現在のWWEの印象は?

▼藤波「テレビでは見てはいるんですけど、実際僕らがニューヨークのリングに上がっていた時とは様変わりしているでしょうし、規模の違いもあるでしょうから、すごく(実際に目にするのは)興味ありますね。LEONAも連れて行くんですけど、彼は海外のニュースに色々と詳しくて『今、WWEではこういう選手がトップなんだ』というような状況を耳に入れてくれる。だからある程度のことは知っていますので、ひじょうに楽しみですね」

――現役のまま殿堂入りした形だが?

▼藤波「これは凄く大きいですよね。そうそうたるメンバーが歴代の受賞者に名を連ねている中で、まだリングに上がっているまま自分の名前が推薦された。すごく感謝していますし、大事にしたいですね」

――ヒデオ・イタミ(KENTA)について?

▼藤波「日本にいる頃からテレビなどで見たことがありますけど、素晴らしい選手ですね。そういう意味ではニューヨークという大舞台で花開いて欲しいですよね。自分も今回、現地で顔を合わせることになると思うので、実際会ってエールを送りたいと思います」

※後編は下記「関連リンク」からご覧ください

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