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3/30【WRESTLE-1】カズ&近藤が4・1タッグ王座V6戦へAKIRA&征矢に要求 「本気で獲りにこい」、「負けたら国道246号線を自分の足で走れ」(写真あり)

 4・1後楽園大会でWRESTLE-1タッグチャンピオンシップ6度目の防衛戦を控えるカズ・ハヤシ&近藤修司のチーム246が30日、決戦の舞台となる東京・後楽園ホール前で取材を受け、挑戦者組のAKIRA&征矢学に対し、「いつまでもにぎやかしでいないで、本気で獲りにこい」、「俺たちから獲れなかった場合は(国道)246(号線)を自分の足で走れ」と二つの要求を突きつけた。

 昨年11月の王座決定リーグ戦を制し、初代タッグ王者となったチーム246。ここまで5度の王座防衛を果たし、タッグナンバー1の座を不動のものとしつつある。2日後に迫ったV6戦の相手はAKIRA&征矢のnew Wild order。初代王者決定戦となった11・30後楽園大会、12・7大阪大会での初防衛戦と2度ベルトををかけて対決し、いずれも246が勝利してきた。

 AKIRA&征矢は三度目の正直で246からタッグ王座を奪取すべく燃えている。先日は東京と静岡を結ぶ国道246号線を自転車で走破する打倒チーム246へ向けた特訓も敢行したばかりだ。

 会見などリング外のドタバタ劇もあって、どうしてもキャラクターが先行しがちなnew Wild orderだが、カズは「何だかんだいってやっぱりタッグチームとして出来上がってきてる。タッグ屋という感じがするよ」と評価。近藤も「本当の部分で征矢はウェイトとか団体で1、2を争うぐらい、武藤さんの次ぐらい挙げるだろうし、ノガちゃんも49であのコンディションを維持してるのは見えないところでちゃんと練習してるということ」と二人の真の力を認めている。

、そこで近藤は「いつまでもにぎやかしでいないで、本気で獲りにこい」と要求した。わずか4ヶ月の期間で3度もタイトルマッチで対決するのはまれなケース。それに3度目となれば、内容面でのハードルも自ずと上がる。「そういうのを包み隠さず俺たちとのタイトルマッチで出せ。そうしないとベルトは獲れないし、俺たちもやりがいない」と求めた近藤はAKIRAと征矢が全てをかけて挑んでくれば、それをクリアできると考えている。

 ただし、new Wild orderを3連敗に追い込んだあかつきには二人にペナルティを課すつもりだ。昨年12月のタッグ王座V1戦の際は“負けたら人拓"を迫り、AKIRAと征矢に挙行させた。今回は挑戦者組の特訓を逆手に取り、「3度目で俺たちに勝てないぐらいだったら、もしも俺たちから獲れなかった場合は246を走れ」と条件を突きつけた。

 国道246号線は123.4kmで、フルマラソン(42.195km)の3倍近い距離がある。今度は自転車ではなく自力で走破させるつもりだ。あえて難題を提示したのも、AKIRA&征矢の奮起を促すためにほかならない。

【取材におけるカズ&近藤】
――AKIRA&征矢のnew Wild orderと3度目のタッグ王座戦となるが?

▼近藤「3度目で俺たちに勝てないぐらいだったら、もしも俺たちから獲れなかった場合は246を走れ」

▼カズ「自転車じゃなくてね」

▼近藤「自分の足で走れ」

▼カズ「前回の時は人拓やったでしょ。そこだけの覚悟をもてるか?」

――すでに2度倒しているAKIRA&征矢を挑戦者に迎え撃つが不満はない?

▼近藤「3WAY勝ち上がってきたんだよね。挑戦者決定戦を勝ち上がってきて(挑戦権を)得てるわけだから。それは受けざるを得ないだろう」

▼カズ「何だかんだいって(AKIRA&征矢)やっぱりタッグチームとして出来上がってきてる。タッグ屋という感じがするよ」

▼近藤「いつまでもにぎやかしでいないで、本気で獲りにこい。お前らいつまでもにぎやかしでやってる以上、この団体がそんなふうに見られて終わりだ。なんやかんやいって246をチャリンコで走ってるけど、本当の部分で征矢はウェイトとか団体で1、2を争うぐらい、武藤さんの次ぐらい挙げるだろうし、ノガちゃんも49であのコンディションを維持してるのは見えないところでちゃんと練習してるということだよね。そういうのを包み隠さず俺たちとのタイトルマッチで出せ。そうしないとベルトは獲れないし、俺たちもやりがいない。本気でかかってこいよ」

――その先に4・19川口大会でのクルーザーディビジョン1回戦も控えるが?

▼カズ「だから防衛は俺にとってマスト。やっとかなきゃいけないことだから。W-1という歴史が短い団体でベルトを作り上げてきた。タッグに続いて2回目だからね。今回クルーザーというベルトができて、そのクルーザーとは何ぞやというものを俺がみせたい。そのためにも優勝して獲らなくちゃいけない。全てを246で総獲りですよ」

――クルーザーディビジョンという新たな部門を作り上げるにはハードルも高いと思われるが?

▼カズ「俺の中で田中稔という選手がいるから、その中でやりたいという絶対的な自信を持ってるし、他の団体、世界に出ても自信を持てる試合ができる。あの人がいたからクルーザーという言葉が出てきたというのがあるよ」

――ということは初代王者を争う相手は田中稔以外にない?

▼カズ「だろうね。未来を見据えて考えると違うのかもしれないけど、いま現在を見たら田中稔と僕になるでしょう。クルーザーディビジョンの歴史の始まりで最高級のものを提供しないといけないと思ってますよ」

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