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4/1【超花火】長与も電流爆破へ前向き、大仁田がタッグ結成直訴 4・10遠賀大会で回答へ(写真あり)

 “邪道"大仁田厚が1日、史上初となる「男女ミックスド電流爆破マッチ」に向けて長与千種を電撃訪問。タッグ結成を持ちかけ、長与も保留しながらも初の電流爆破挑戦に前向きな姿勢を示した。

 今年の元旦、ZERO1後楽園大会でダンプ松本から“電流爆破承諾"の言質をとった大仁田は、史上初となる男女混合タッグによる電流爆破マッチを発案。「極悪同盟といえばクラッシュ・ギャルズ」と、自らのパートナーとして女子プロ界のレジェンド・長与に白羽の矢を立てていた。

 長与は新団体「マーベラス」を設立し、千葉県白井市に道場兼合宿所を建設したばかり。この日メディア向けの内覧会が開かれ、そこへ大仁田も姿をみせた。

 ともに長崎県出身の大仁田と長与だが、意外にも初対面。「いい道場ですね。同じ長崎出身なのにこれまでなかなかお会いできる機会がなくて」と友好ムードで大仁田が語りかけて笑顔で握手を交わすと、さっそく邪道が“本題"を切り出した。

 「以前、ダンプさんに電流爆破をやらないかと持ちかけて、受けてもらえることになりました。僕はここが日本女子プロレス界の分岐点になると思う。クラッシュ・ギャルズは僕も見ていましたし、ダンプさんの相手といえば長与さんしかいない」と電流爆破マッチでのタッグ結成を直訴。「日時、場所、大仁田厚のパートナー、それらの決定権をすべて(大仁田に)委任する」と書かれたダンプの“委任状"を長与に手渡した。

 すでにメディアを通じて大仁田からの指名を把握していた長与も「分かりました。前向きに検討します」と返答した一方で、「ただ、少しだけ時間をください。やるからには中途半端にはやりたくない。心の整理もつけたいし、団体をやっている以上、みんなとも話してから決めたい」と保留。「次の大仁田さんの試合の時に答えを持っていきます」と、超花火の4・10遠賀総合総合運動公園体育センター大会(福岡県)に出向いての回答を約束した。大仁田も承諾し、深々と頭を下げ合いながら握手してこの日は別れた。

 長与は「ちゃんとお会いするのは初めてだったんですけど、“似た空気"を感じました。初めて男子プロレスを観にいったのが全日本プロレスで、その時初めて間近を通り過ぎていった男子レスラーが大仁田さん。不思議な縁も感じます。私を指名してくださったことをメディアを通じて知って、それから彼のことを調べました。調べれば調べるほど、電流爆破には凄い顔ぶれが上がっている。何より印象的だったのは、試合後にリングに駆け寄るお客様がメチャクチャいい顔をしてること。そういう力を持った人なんだと感じました。彼は邪道ではなく、ヒーローに見えました」と“邪道"を語った。

 電流爆破自体に抵抗はない。「確かに危険ではあるけれど、自分も危険なことを誰よりもやってきた自負がある。邪道だろうが外道だろうが非道だろうが人形と試合しようが、そこにお客様が何かを求めて集まってきていることは確か。私には“こうじゃなきゃいけないプロレス"っていうのは無い。それに彼は邪道は邪道でも神がかった邪道ですから」と強調した。

 電流爆破の男女混合戦が史上初になることについても「興味はあります」と即答。「これまで凄い顔ぶれが電流爆破のリングに入っていった。何でだろう。そのクエスチョンの答えを求めにいくか、求めにいかないか。これからもっと大仁田厚を勉強しながら考えてみたい。もし私の中で良い答えが出るなら、電流爆破うんぬんよりも彼の持った魂と戦ってみたい、ということになるんだと思う」と続けた。

 ともあれ、これで史上初の男女混合電流爆破と、“クラッシュ・ギャルズvs極悪同盟"の電流爆破対決実現へ前進。大仁田は「今日は純粋にお願いに参上した。さすがにオーラがあったね。あとは清らかな気持ちで待ちますよ」と話していた。

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