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4/3【新日本】“秘策あり"の飯伏にAJ「俺にスペシャルプランは通用しない」 4・5両国IWGP戦調印式(写真あり)

 4・5両国大会で行われるIWGPヘビー級選手権試合「(王者)AJスタイルズvs飯伏幸太(挑戦者)」に向けた調印式が3日、都内・新日本事務所で開かれた。秘策の存在を認めた飯伏に対して、AJは「俺にスペシャルプランは通用しない」と不動の自信をみせた。

 2度の前哨戦も終え、いよいよ“IWGP王者vsニュージャパンカップ覇者"のIWGP戦も2日後。「AJは尊敬できるし、(前哨戦を通じて)レスリングだったり、投げ技だったり、どの種類の力もマックスだと感じました」と真摯(しんし)に語った飯伏だが、大舞台に向けてすでにシミュレーションを重ねてきた。

 当初はAJ対策を「夢で見たい」と話していた飯伏だが、「まだ見れてません」と苦笑い。それでもスタイルズクラッシュ対策をはじめとした秘策の存在を認め、「自分はIWGPヘビーを獲るためにヘビー級に転向しました。ここで負けたら今度いつ挑戦できるか分からない。絶対に負けられないので、勝ちたいと思います」と爽やかに力を込めた。

 一方のAJも自信は不動だ。会見では緊張気味の飯伏に対して、AJは終始貫録十分。「イブシは確かに身体能力はあるし、面白いスタイルだ。でもヤツは選択を誤った。俺は経験豊富だ。その経験でIWGPも守り続けてきた。その俺に立ち向かってきたのが間違いだ。俺はこれまでにない“ガイジン・チャンプ"だ」と言い切ると、飯伏が言う“秘策"についても「俺はゲームプランを何も変えない。なぜなら俺はどんなスタイルでも相手によって変えることができるからだ。だから俺に対してスペシャルプランを考えてきても無駄だ」と一蹴した。

 質疑応答を終えると、菅林直樹会長を立会人として両者調印書にサイン。安定感と経験を強調したAJと、秘策とひらめきにかける構えをみせた飯伏。ともあれ好勝負必至のIWGP戦へ、いよいよ待ったなしとなった。


【調印式の模様】

――決戦を2日後に控えて?

▼飯伏「AJは尊敬できるし、能力はすべてにおいてマックスだと思うんで、あと2日。凄い楽しみですけど、自分はIWGPヘビー初挑戦。絶対に負けられないので、勝ちたいと思います」

▼AJ「俺を尊敬してる? ふっ、面白い。イブシは確かに身体能力はあるし、面白いスタイルだ。でもヤツは選択を誤った。俺は経験豊富だ。その経験でIWGPも守り続けてきた。その俺に立ち向かってきたのが間違いだ。俺はこれまでにない“ガイジン・チャンプ"だ。彼にいくら能力があっても、経験の差は埋められない」

――経験が少ないという指摘について?

▼飯伏「今、言われたことは全部認めます。でも結果は分からないです」

――前哨戦を通じての印象は?

▼飯伏「思ってた以上に、レスリングだったり、投げ技だったり、どの種類の力もマックスだと思いました」

▼AJ「前と変わらない。彼は能力も高いし、危険だ。でもそれは俺が知ってる域を出ていなかった」

――作戦は?

▼飯伏「これは言えないですね。作戦なんで」

――持ち味である自由な戦い方が変わってくる可能性も?

▼飯伏「かもしれないです」

――逆にAJ選手の作戦は?

▼AJ「俺はゲームプランを何も変えない。なぜなら俺はどんなスタイルでも相手によって変えることができるからだ。だから俺に対してスペシャルプランを考えてきても無駄だ」

――スタイルズクラッシュ対策は?

▼飯伏「考えてはいます。食わないように組み立てようと思ってます」

――AJ対策を『夢で見たい』と言っていたが?

▼飯伏「…まだ見てないです。でもあと2日あるんで…」

――立てていた作戦に夢が加われば確信になりそう?

▼飯伏「そうですね。作戦に影響がなければ」

――今のところは、ひらめきよりも作戦のほうを重視する?

▼飯伏「そうですね」

――飯伏のどこが危険?

▼AJ「打撃も強いしタフマッチもやってる。それに凄いハイフライヤーだ。でも、彼が経験することになるのは“AJスタイルズ"そのものだ。負けることはない」

――単純に今、緊張している?

▼飯伏「緊張するのは3日くらい前までですね。だから今は楽しみです」

――新日本のメインでIWGP戦をやる自分の姿もイメージできてきた?

▼飯伏「イメージも固まってます。大丈夫です。自分はIWGPヘビーを獲るためにヘビー級に転向しました。ここで負けたらいつチャンスが来るか分からない。負けられないなと思っています」

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