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4/21【NOAH】森嶋が電撃引退 古傷と体調悪化で総合的に判断 約17年の選手生活にピリオド

 ノアは21日、森嶋猛の引退を発表した。電撃的に約17年のレスラー生活にピリオドが打たれた。

 森嶋は右肩、左ひじ、左ヒザを慢性的に痛めており、2013年には約4ヶ月間に渡って欠場していた。ここ最近も再び症状を悪化させており、今月16日から欠場。グローバル・タッグリーグ戦に穴を開けることを決断せざるを得なかった。また、重ねて血中の“ヘモグロビンHbA1c”の数値が異常に高く、ドクターストップがかかった。負傷と体調の悪化を総合的に判断した結果“引退"という決断に至った。

 現在森嶋は療養中で、引退発表に合わせた記者会見は行われなかった。現在のところ引退試合を行う予定はないが、ノアでは引退セレモニーの開催を検討中。あまりに突然の引退は波紋も呼びそうだが、このまま引退試合が行われなければ、4・11新潟大会での6人タッグマッチ「森嶋&マイバッハ谷口&北宮光洋vsマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト&スペル・クレイジー」(※写真)が現役ラストファイトとなる。

 近く直接ファンへのあいさつを行う予定。日時、場所などについては、決定次第追って発表される。

 森嶋は1998年、全日本プロレスに入門。2000年にはノア旗揚げに参加し、2002年には力皇猛との“WILD2"でGHCタッグ王座を獲得した。2007年にはアメリカ遠征を繰り返してROH世界ヘビー級王座を奪取。2008年には故・三沢光晴さんを破ってGHCヘビー級王座初戴冠に成功した。

 その後はノアのトップの一角として活躍し続け、2012年には再びGHCヘビー級王座に就いて「やる気、元気」を合い言葉に1年間に渡って団体をけん引。去年はマイバッハ谷口、拳王、大原はじめらと「超危暴軍」を結成し、“首領"(ドン)として軍団を引っ張った。最近では対鈴木軍に本腰を上げ、その行方が注目された矢先だった。

 ノアとしても再び戦力面で打撃を受けることとなった。2009年には三沢さんが亡くなり、2011年には力皇猛が負傷のため引退。2012年末には秋山準、潮崎豪ら5選手が離脱し、2013年には小橋建太が引退した。昨年同時期にはKENTAが米WWE挑戦のためノアを退団。今年もまた1本、大きな柱を失う形となった。

 森嶋引退に関するノアからの発表事項は以下の通り。


---ご報告---

 森嶋猛選手につきまして、この度、引退をすることになりましたことをご報告申し上げます。

 急なご報告となり、ファンの皆様、関係各位にお詫び申し上げます。

 先に欠場を発表させていただきました通り、多くの負傷箇所を抱えて長年、試合に臨んでいた森嶋選手ですが、血液検査の結果、血液中のヘモグロビンHbA1cの数値が異常に高く、ドクターストップがかかってしまいました。

 今後、治療を続けてもノアの最前線で試合をしていくことは不可能との判断から森嶋選手自身が引退という決断に至りました。

 ファンの皆様には本人より直接、ご挨拶を差し上げさせていただく予定です。詳しい日時、会場、引退セレモニーにつきましても、追ってご報告をさせていただきます。

 森嶋猛選手、プロレスリング・ノアを応援して下さる皆様に、急なご報告となりましたことを、重ねてお詫び申し上げます。

プロレスリング・ノア

プロ格 情報局