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6/19【IGF】鈴木秀樹が6・27名古屋で1年半ぶり参戦 GENOME-1エントリーも「トーナメントに意味はない 小川、藤田を引っ張り出す」(写真あり)

 IGFは19日、6・27名古屋大会『GENOME34』に鈴木秀樹が参戦すると発表した。2013年の大みそ日以来、約1年半ぶりのIGF参戦となる鈴木は『GENOME-1』名古屋トーナメント1回戦で王彬(ワン・ビン)と対戦。この日都内で会見し「トーナメントはどうでもいい。年末にはトーナメントの存在感がまったく無くなってるようなことを、今回残せればいい。小川、藤田、カシンを引っ張りだす」と予告した。

 IGFを離れて1年半。ZERO1やWRESTLE-1などで活躍し、各団体のタイトルを奪ってきた。約1年半ぶりの“里帰り"となるが、感慨はまったくない。会見場に着くなり、机にセットしてあった今回のトーナメント参加者・王彬、橋本大地、ラジャ・シンの写真パネルを床に置いた鈴木は「僕が1年半ぶりに呼ばれたってことは、この選手たちがダメだから。IGFに『助けてくれ』って言われたと僕は思ってる」と平然と言い切った。

 WRESTLE-1王者としての参戦に「プレッシャーはないけど責任感はある」と語った鈴木ではあるものの、「昨日のWRESTLE-1の時と一緒ですよ。(次期挑戦者の)KAIとやったって、別に記事にならない。『あ、またか』ってなるだけ。今回トーナメントに優勝したって『あ、優勝か』で終わると思うんで。それじゃつまんないんで。皆さんに面白いと思ってもらえることをやります」と不敵に予告した。

 名古屋トーナメントを勝ち抜けば大みそ日での決勝トーナメントに駒を進める。それでも鈴木は「そのトーナメントが、大みそ日の頃にはまったく(存在感が)無くなってるようなことを、今回残せればいい。今回のトーナメント2試合なんて練習試合みたいなもん。その先ですよね。僕の中では藤田、小川、カシンっていうのが僕に一番つり合うと思ってるので、そこを引きずり出そうかな、とは思ってます」とキッパリ。最後は皮肉を込めてW-1ベルトを背後のパネルにひっかけて写真撮影に応じた。救世主か、破壊者か。ともあれ、“より一筋縄ではいかなくなった男”がIGFに帰ってくる。


【会見の模様】

――1年半ぶりの参戦となるが?

▼鈴木「久しぶりに帰ってきて、正直このカードはお客さんに対してインパクトが弱いかな、とは思うんですけど、久々に帰ってきて自分の違った姿をお客さんに見せられるのは、ひじょうに楽しみです。僕が1年半ぶりに呼ばれたってことは、ここの選手たちがダメだから、ということ。みんな頑張ってれば、僕が呼ばれることは無かったはず。だからIGFに『助けてくれ』って言われたと僕は思ってるんで、そのために帰ってきました」

――W-1の王者として参戦するが?

▼鈴木「ひとつの団体のトップとしてのベルトを持ってるので、チャンピオンとしてのプライドは少しずつ出てきた。それを出せればいいかなとは思います」

――1回戦で王彬(ワン・ビン)と戦うが?

▼鈴木「彼に成長が無いから僕が呼ばれたってことだと思うんで。『叩きつぶしてくれ』ってことだと僕は解釈してる。そういう試合になると思います。だって1年半、彼らがダメだったワケですから。大地しかり、王彬しかり。彼らに期待できないから、IGFが僕に期待をしてると思ってますから」

――この1年半のIGFマットについて?

▼鈴木「相変わらず、小川、藤田がいて、カシンさんが何となく途中から出てきて…。その風景は変わらないですね。変わったといえば、青木真也が出てきて、プロレスという彼にとっては新たな領域に足を踏み入れたことくらい」

――「GENOME-1」トーナメント出場については?

▼鈴木「このトーナメントに優勝しても、別に何も無いと思うんですよね。“ただそれだけ"だと思うんで。そこをお客さんは求めてない。お客さんが求めてるものをリング上で見せたい」

――求めているものはトーナメントの先にある?

▼鈴木「僕がトーナメント優勝しても、別に何もない。だってこの相手に優勝して、記事になるかって言ったらならないですよ。昨日のWRESTLE-1の時と一緒ですよ。KAIとやったって、別に記事にならないですよ。『あ、またか』ってなるだけで。今回優勝したって『あ、優勝か』で終わると思うんで。それじゃつまんないんで。皆さんに面白いと思ってもらえることをやりますよ」

――W-1の王者としてプレッシャーはある?

▼鈴木「プレッシャーはないですけど、責任みたいなものはありますよ。だらしないメンバーしかいないですけど、僕がW-1を代表しているので、『今度はIGFを代表してくれ』とIGFから言われたと解釈してます。これでまたIGFも代表しないといけないな、という気持ちでいます」

――優勝すれば大みそ日も見えてくるが?

▼鈴木「まぁ、トーナメントを勝ち抜いてどうこう…っていうのは無いと思うんですよね。そのトーナメントが、大みそ日の頃にはまったく(存在感が)無くなってるようなことを、今回残せればいいと思ってます」

――継続参戦はする?

▼鈴木「優勝したら大みそ日出るんですけど、トーナメントに出るためにオファーを受けたわけじゃないんで。今回のトーナメント2試合なんて練習試合みたいなもんなんで。その先ですよね。僕の中では藤田、小川、カシンっていうのが僕に一番つり合うと思ってるので、そこを引きずり出そうかなとは思ってます」

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