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7/16【新日本】G1へ永田が恒例の公開練習、初対決オカダのレインメーカー対策でリンボーダンス特訓敢行(写真あり)

 永田裕志が16日、東京・調布市のレッスルウィンで『G1 CLIMAX 25』(7月20日開幕)へ向けて練習を公開。同じBブロックとなったIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカのレインメーカー対策としてリンボーダンス特訓を敢行し、「かわし方だったり、ぶち壊したり、そういうものがだいぶ自分の頭にインプットされてきた」と手応えをつかんだ。

 G1前恒例行事と化しつつある永田の公開練習。今年は「リンボーダンス界のカリスマ」(永田談)という、ぱとりしあ尚子さんを講師に招き、リンボーダンス特訓に取り組んだ。

 プロレスとリンボーダンスとは変わった組み合わせだが、永田には狙いがあった。ズバリ、オカダのレインメーカー対策だ。同じBブロックとなったオカダとは8・12後楽園大会での公式戦でシングル初対決が実現。永田によると周囲の反響も大きく、「オカダのレインメーカー食っちゃダメですよ」と忠告もされたという。そこで永田はレインメーカーを不発に終わらせるべくリンボーダンスに目をつけた。

 ぱとりしあ先生によると、リンボーダンスのコツは「全体の筋肉を使う。足腰のバランス」とのこと。さっそく永田はカリブ音楽のリズムに乗ってトライ。軽快なダンスとともに120.5cmの高さのバーを潜り抜けてみせた。コツをつかんだか、その後も何度も成功し、最後にぱとりしあ先生とポーズを決めて特訓を終えた。

 特訓後、永田はブシロードクラブに所属する岡倫之を仮想・オカダに見立て、岡が繰り出すレインメーカーをリンボーダンスの要領で回避。「かわし方だったり、ぶち壊したり、そういうものがだいぶ自分の頭にインプットされてきた」と手応えをつかんだ。オカダとの初シングル実現を受けての反響を永田は「順風満帆に伸びてきたオカダに対するもう一つ試練を起こしてほしいという願いが世の中にあるんじゃないか」と解釈。壁となってオカダの前に立ちはだかる構えだ。

 当のオカダは「第三世代あまり興味ないですから、オカダと試合できてよかったなと思える試合にしたいですね」と上から目線で眼中なしを強調していたが、永田は「僕なりに解釈すると、大火傷したらどうしようという恐怖心の表れなんじゃないか」と分析。「いろんな修羅場というか、さまざまな対戦相手と戦ってきたというものに関しては、オカダの戦歴と僕の戦歴をみたうえで、どっちがグローバルで力強い相手とずっと戦ってきたかという意味では比にならない」と経験の差に自信ものぞかせ、「やったことないのもあるけど、周りが思うほどオカダに脅威を感じてませんね」とまで言い切った。

 もし公式戦で王者・オカダを破れば、IWGP戦線復帰の可能性も浮上する。「そういう流れができてくるのを一番恐れてるのがもしかしたらオカダなのかなと」と不敵な笑みを浮かべながら至宝ベルト挑戦を視野に入れた永田は、「究極の強行スケジュールをクリアして優勝したら、とてつもないものが降りかかってくるんじゃないかなと思いますね。それが何かを見極めるために優勝目指して頑張りたい」と2001年以来14年ぶり2度目となる夏の栄冠獲りを見据えていた。

プロ格 情報局