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7/17【新日本】7年ぶり2度目のG1制覇へ 後藤が『戦国BASARA』とのコラボ新コスチュームでいざ出陣(写真あり)

 IWGPインターコンチネンタル王者・後藤洋央紀が17日、都内・新日本事務所でカプコンのゲーム『戦国BASARA 4 皇』とのコラボレーションによる新コスチューム発表会見に登場。今月20日開幕の『G1 CLIMAX 25』に新コスチュームで出陣することになった荒武者は7年ぶり2度目の優勝を誓い、その先にアメリカマットでの防衛戦、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとの統一戦の野望を描いた。

 『戦国BASARA 4 皇』は7月23日にカプコンより発売されるPlayStation3&4用のビデオゲーム。このゲームと新日本のコラボにより、同ゲームの開発チームによって後藤の新コスチュームがデザイン、制作された。

 実は後藤、『戦国BASARA』シリーズのファンで、「自宅で遊ぶんですけど、凄いストレス発散になる」という。今回、新日本とのコラボによってゲーム内に棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカ、飯伏幸太の4人がキャラクターとして登場するが、後藤は「自分が入ってなかったのがショックで…」と苦笑い。「BASARAさんに自分のコスチュームをデザインしてもらったら面白いんじゃないか」との提案が実現した格好となった。

 この日の発表会見には後藤、カプコン・小林裕之プロデューサーが出席。新コスチュームのコンセプトは“雷神"だ。入場時はフードをかぶり、それを取るとフェースマスクを装着。小林プロデューサーいわく「後藤選手の鍛えられた体をイメージして、雷と雲の和風テイスト」が織り込まれている。

 「これ見た時はときめいちゃいましたけどね。かっこよくて」との感想を抱いた後藤は、さっそく会見中にお色直しし、新コスチュームを初めて身に着けた。「着心地も軽くて動きやすくてプロレス向きのコスチュームじゃないかなと。これで試合してみて感覚がどう変わるか」とご満悦の表情をみせた荒武者。中でもフードがお気に入りの様子で、「今、新日本でフードかぶってる選手いなかったんで、いいところ突いたなと。集中力が増すというか、自分の世界に入りやすくなりますよね」とコスチューム効果にも期待を込めた。

 開幕が3日後と迫ったG1に後藤は新コスチュームを身にまとっていざ出陣する。「気持ちも俄然高まってきてますし、今年に入ってタッグベルトを獲って始まりがよかったし、インターコンチも獲ってコスチュームを変えて心機一転やれるのは今、のってるなと自分自身思いますね」と追い風を実感している後藤はBブロックに名を連ねた。「IWGPヘビーのチャンピオンがいるとこがでかい」とオカダとの王者対決(8・1大阪)に照準を絞り、初参戦となるマイケル・エルガン(公式戦は8・12後楽園)の存在も「未知なんで興味あるし、一番の要注意」と警戒している。

 狙うはもちろん初優勝を遂げた2008年以来7年ぶりV2。後藤は今からその先の青写真も描いている。その一つがアメリカ進出だ。米マットには若手時代の2006年4〜5月、TNAに参戦したきり縁がない。後藤が保持するインターコンチ王座は“大陸間"の意味から、海外マットでのタイトルマッチ開催が当初の目的だった。後藤はそれを具現化していくつもりで、「あいつの(G1の)結果次第では挑戦者に指名してもいい」とエルガンを挑戦者候補にリストアップ。「世界へ向けた戦いをやっていきたい」と米マットでの防衛戦の実現を描いた。

 そして大目標となるのが“天下統一"だ。「俺はチャンピオンは何人もいるべきじゃないと思ってるし、本当に強いのは一人であるべき」というのが後藤の自論。だからこそIWGPヘビーとの統一戦をぶち上げた。IWGP王者・オカダとは好都合にも同ブロックで、「ここで結果を出せばあいつも黙っていられないのがあるだろうし、その流れを引き寄せたいね」と言い切った後藤はシングル王者対決を制したうえで2度目のG1制覇も成し遂げ、統一戦実現の通行手形とするつもりだ。

 すでにG1へ向けて禁酒中。7年ぶりとなる夏の栄冠獲りへ野望を描く荒武者は出撃態勢を整えつつある。

プロ格 情報局