7/18【新日本】G1開幕直前会見で全20選手が勢ぞろい 棚橋エース復権宣言、内藤は翻ろう(写真あり)
いよいよ開幕を2日後に控えた『G1 CLIMAX』直前会見が18日、都内・明治記念館で開かれ、出場全20選手が勢ぞろい。それぞれが真夏の祭典に向けた決意のほどを語った。
史上最長の全19大会で行われる今夏G1。7・20札幌大会での開幕を前に、一足早く出場20選手が勢ぞろいした。
会見は棚橋の“エース復権宣言"とともに幕開け。「今年上半期、エースらしい結果を残せていないので、このG1 CLIMAXでしっかり結果を残して、エース復権、エース復活。先日行われた新日本総選挙、最後まくって1位になりましたけど、G1は最初から全力でトップギアでずっと首位を走ります」と言い切った。開幕戦の飯伏幸太戦は昨年、飯伏の欠場で流れた待望の一戦。「自分が持ってない動き、能力をヘビーに移行してからも、体重をうまく増やしつつスピードもキープしてるんで。ただ、オカダ戦、AJ戦、中邑戦見てきましたが、どうやって勝つか自分も考えてきました」と“対策十分"とした。
また、直前の2大会を負傷欠場している柴田勝頼は、欠場を謝罪したうえで、改めて出場を明言。開幕戦ではいきなりAJスタイルズとの初対決に臨む。“初の外国人としてのG1戴冠"を宣言したAJは、柴田を「グレートなレスラー」と評したが、柴田も「“グレートな試合"になる」と応じてみせた。
去就が注目される内藤は会見でも異彩。直前インタビューで「終わってる」とこき下ろした天山から、「小僧覚悟しとけよ」と通告されたものの、「要するにロス・インゴベルナブレスのキャップはいつ発売されるかということですよね? トランキーロ、焦んなよ」などと、相変わらず“自由"な振る舞いで交わした。
IWGP王者としての連覇を狙うオカダは、「各ブロック、各大会ごとに分かれて試合しますけど、僕は別に公式戦がなくても全会場にカネの雨を降らせて、このメンバーをみる限り、僕が軽く優勝したい」と改めて涼しげに宣言。IC王者・後藤とも同じBブロックだが、“IWGPvsIC"王者対決に向けても、「こんなに早くにIWGP王者と競い合えるとは思ってなかったので、しっかりと白黒つけたい」と意気込んだ後藤とは対照的に、「僕はICに興味があるわけではないので、ひとつの公式戦に過ぎない」とサラリと語った。
4年ぶりの優勝を狙う中邑真輔は、今年もオカダと同ブロック。「去年負けてますからねえ。しかも最終戦に。自分も若さで…なんて言えたらな、と思いますが、コンディションのキープ力は上がったんじゃないかなと、今年に関しては。Bブロックの最終戦でオカダと当たる。そこまでの戦績がどうであれ、せっかくオカダとやれるんで、しっかり味わっていろいろ叩きこみたい」と語ったものの、当のオカダは「最後の公式戦が中邑さんですから、去年勝ってますし。僕としてはやっぱりIWGP王者として、そこに行くまでに決勝進出を決めたいなと思っています」と余裕で受け流してみせた。
とにもかくにも、いよいよG1まで待ったなし。19大会、約4週間に渡って行われる真夏の祭典の火ぶたが、今年も間もなく切って落とされる。
※会見での詳細コメント、フォトギャラリーは容量の都合上、別項に掲載いたします