9/5【全日本】潮崎との序列逆転だ 王道Tへ宮原が描くはXceed決勝対決制しての初優勝(写真あり)
宮原健斗が『第3回王道トーナメント〜2015オープン選手権〜』(9月10日開幕)へ向け、潮崎豪との序列逆転を視野に入れ、Xceed対決を実現させた上での初優勝を描いた。
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宮原が全日マットに本格参戦するようになったのは、2013年の第1回王道トーナメント。この時は1回戦で諏訪魔に敗北しているが、全日本での頂点を目指すスタート地点となっただけに、今大会を「自分の1年間の成長を見れる機会」と定めている。
3年連続3度目の出場となる今年、宮原には自信しかない。「もう成長しきってると思うんでね。今年はナンバー1を獲る以外、自分に得はない。確実に優勝して下半期の主役になるためにもナンバー1になりたい」と栄冠獲りに燃えまくっており、「ナンバー1以外、今回のトーナメントは価値がないもの」とまで言い切るほどだ。
宮原の1回戦は9・14新居浜大会。相手は吉江豊だ。今年の6月に世界タッグ初戴冠を果たした時、吉江からピンフォール勝ちを収めており、「自分は一歩、二歩先を行ってる自負があるんで、そこは受けて立つ」と自信満々。宮原が見据えているのは決勝戦の舞台に勝ち上がり、栄冠をつかみ取ることしかない。
宮原が描く青写真は潮崎とのXceed決勝対決だ。「その絵しかみえてないですね。決勝戦のイメージ、優勝してるイメージしか俺には沸いてこない」と言い切った宮原は、「何度も言うけど、俺は潮崎さんの下と思ってないからね。だから王道トーナメントが終わったら潮崎&宮原組じゃない。宮原&潮崎組になるよ」と豪語。Xceed内における潮崎との序列を逆転させることで、全日本の頂点にまた一歩近づくつもりでいる。
全日マットを主戦場にしてから今大会でちょうど2年が経過。宮原が王道トーナメント初制覇でシングルタイトル初戴冠を成し遂げ、主役獲りへと一気に突き進む。
【宮原の話】
――王道トーナメントは宮原選手が全日本を主戦場とする第一歩となった大会だけに、今年こそ優勝したい気持ちが強いのでは?
▼宮原「初めてここに上がった時から毎年あるトーナメントなんで、自分の1年間の成長を見れる機会ですよ。もう成長しきってると思うんでね。今年はナンバー1を獲る以外、自分に得はない。そんな感じです」
――現在、世界タッグを保持しているが、ここでシングルタイトル初戴冠も果たし、三冠挑戦に乗り出す?
▼宮原「俺は三冠挑戦権を獲るトーナメントじゃないと思ってる。王道トーナメント覇者を獲るだけで確実に価値があると思ってるんで。確実に優勝して下半期の主役になるためにもナンバー1になりたい」
――1回戦の相手となる吉江とはタッグ戦線で何度も当たってきたが?
▼宮原「世界タッグ奪取した相手ですけど、あっちも借りを返す気持ちで来るでしょうし。でも自分は一歩、二歩先を行ってる自負があるんで、そこは受けて立つ。そういう気持ちですかね」
――2回戦では大森vs石川の勝者と当たるが?
▼宮原「どっちがきても俺には関係ないかなというのがありますね。その先しか見えてないんで。ナンバー1以外、今回のトーナメントは価値がないものと思ってるんで、どっちでもこいと」
――準決勝では三冠王者・曙もしくは諏訪魔と当たる可能性があるが?
▼宮原「チャンピオンと2年前の王道トーナメント1回戦で敗れてる相手ですか。未だに俺のことをクソガキと言ってるあの男(諏訪魔)を黙らせるいい機会だし、ナンバー1以外みてないということですよ。勝負ごとですから勝って黙らせるのはもちろんだけど、王道トーナメントで誰がナンバー1か決めればいい。そうしたら派閥のニュースも薄れるだろうし」
――ここで曙と当たって勝利すれば三冠挑戦も近づくが?
▼宮原「あんまり挑戦権にはこだわってないよ。トーナメント覇者になる。そういう気持ちです」
――決勝はやはり潮崎とのXceed対決を実現させたい?
▼宮原「その絵しかみえてないですね。決勝戦のイメージ、優勝してるイメージしか俺には沸いてこないです。何度も言うけど、俺は潮崎さんの下と思ってないからね。だから王道トーナメントが終わったら潮崎&宮原組じゃない。宮原&潮崎組になるよ。それは近づいてるんじゃないですね。終わった時にはそうなってるよ。前から言ってるように組んでるからって仲良しこよしじゃないのが自分のカラーですから」