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9/9【全日本】曙と諏訪魔が一触即発、ゼウスと火野が初戦激突へ舌戦展開 王道T前日会見(写真あり)

 『第3回王道トーナメント〜2015オープン選手権〜』前日会見が9日、スカパー東京メディアセンターで行われ、欠席となった石川修司を除く出場15選手が出席。初出場を果たすK-DOJO・火野裕士が「1回戦のゼウス、胸を真っ赤にしてあげるよ」と通告し、優勝の先に三冠王座挑戦にも色気をみせれば、全日本所属としての初陣となるゼウスは「お前の胸真っ赤かにしてやる。どす黒くな。覚悟しとけよ。ボッコボコにしばいたるからな」と返り討ちと秋の栄冠獲りを宣言。2回戦で激突する可能性のある三冠王者・曙と諏訪魔は一触即発となり、遺恨を深めた。

 全日本秋の祭典『第3回王道トーナメント』がいよいよ明日10日、後楽園大会で開幕する。今年は前年度覇者・潮崎豪、第1回覇者で現三冠ヘビー級王者の曙を筆頭とする全日勢に加え、ユニオン・石川、K-DOJO・火野の初出場が注目されるところ。すでに各人が大会へ向けた思いの丈を口にしているが、決戦直前の心境を語った。

 火野は注目の初出場。若手時代の2006年2月以来、9年7ヶ月ぶりの全日マット参戦となる。当時はまだキャリア2年3ヶ月で実力、経験ともに発展途上だったが今は違う。K-DOJOの頂点ベルトであるSTRONGEST-K王座に4度君臨し、真霜拳號と並ぶK-DOJOのトップレスラーとなった。潮崎ら全日勢とのタッグ対決も経験し、互角の勝負を展開している。「基本的に大きい選手とやるのが好き」と言うだけに、大型ヘビー級揃いの全日マット参戦に「誰とやっても楽しそうですね。秋山選手とか楽しみですね。自分のチョップが通用するのか」と興奮を隠せない。

 9・10後楽園大会での1回戦でゼウスと対決。ともに逆水平チョップを得意とするだけあって、チョップ合戦となること必至。「1回戦のゼウス、胸を真っ赤にしてあげるよ」と通告した火野は、「これ優勝したら挑戦できるんですよね。それは楽しみですね」と三冠ベルト挑戦にも色気をみせた。

 対するゼウスは9月1日付で入団し、今大会が全日本所属としての初陣となる。王道マットでの成り上がりを描くこの男にとって秋の祭典は絶好の舞台。今年になって三冠王座に2度挑戦するなど、着実にステップアップしてきたが、ここで優勝を遂げれば一気にトップ戦線へと駆け上がることができる。

 9・10後楽園大会の初戦では火野と激突。外敵迎撃の任を担った。火野からの通告に対し、「お前おもろいな。お前の胸真っ赤かにしてやる。どす黒くな。覚悟しとけよ。ボッコボコにしばいたるからな」と自信満々に返り討ちを宣言。「1回戦の火野選手をとりあえずボコボコにしばいて、全日本ファンにええ手土産にできたら」と全日マットにおけるシングルタイトル初戴冠を描いた。

 また、三冠王者・曙と諏訪魔が遺恨を残した。自ら提唱する派閥闘争に周囲の反応は冷ややかで、諏訪魔は「こんな保守的な会社だったら、もっともっとかき乱して熱が生まれるようにしたい」と宣言。曙が「ギャーギャー言ってる諏訪魔、熱がほしいのか? 熱い試合しようぜ」と挑発して諏訪魔とにらみ合うと、会見後も曙が胸を小突き、諏訪魔がつかみかかるなど一触即発となった。

 周囲の制止によって引き離された両者だが、ともに1回戦に勝利すれば2回戦で激突する。王道トーナメント抜きにしても曙と諏訪魔の決着戦は不可避の状況となった。各選手の思惑が交錯する中、王道トーナメントは明日幕を開ける。

【石川のコメント】「まずは私をこの王道トーナメントにエントリーしてくれた全日本プロレスに、お礼を言いたいと思います。一回戦の相手の大森選手が大変強い選手だということは、私なりに理解しているつもりです。先日の世界タッグ戦を会場でじかに見させていただき、素晴らしい選手であるということを再認識いたしました。ただ私は闘ったことのないデカくて強い選手と試合したい、試合をして力でねじ伏せて自分の強さを知らしめたいという思いから、王道マットに上がっております。一回戦、二回戦、準決勝、決勝と上に行けば行くほどデカくて強い男が待っていることでしょう。非常にワクワクしております。当たった人間全員を叩き潰した上で優勝し、私が一番デカくて強い男であることを証明してみせます。まずは大森選手、そして全日本プロレス、覚悟しておいてください」

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