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9/25【ドラディション】会見における藤波の詳細コメント(前編/写真あり)

 25日、東京・南青山のシーホースコーポレーションで会見した藤波辰爾、LEONAの詳細コメントは以下の通り。

【会見の模様】
▼藤波「先月、オファーを受けてました信州プロレス、WRESTLE-1、リアルジャパン、プロレスリング☆華激、いろんな団体からオファーがある中での急きょ欠場と、今まで了解した大会は全て参戦してたんですけど、今回は自分の状況を踏まえた上でやむなくキャンセルしました。オファーをくれた団体の皆さんにご迷惑をおかけし、言い尽くせません。長年応援してくれた各地方の方面の方、ファンの方にご迷惑をおかけしたなという気持ちでいっぱいです。今年の3月、WWEから名誉ある殿堂入りのメンバーに迎えていただき、自分が常々、胸に秘めていたミッションという言葉を使わせて頂きました。今回WWEに殿堂入りしたメンバーで現役の選手は僕が初めてなんですね。現役に凄くこだわってますので、気持ちが新たになったんですが、現役生活44年目としてリングに立ってるわけだけど、プロレスが大好きですし、まだまだプロレス人生未完成であるというのが今の気持ちです。自分が到達するであろうという部分にまい進する意味で、これからお話しすることに至りました。今から26年前、対ベイダー戦、それが大きな引き金になったんですが、戦いの中で椎間板ヘルニアというのが常々自分が抱えている腰の爆弾として復帰から26年、未だに抱えてます。当時、復帰まで1年3ヶ月、時間がかかったんですけど、その時にいろんな治療法があって無事に復帰ができて、それから26年、現役で立てたのもあの時にあえてメスを入れなかった自分の選択が間違いじゃなかったのが今の気持ちです。自分が現役を続けていく気持ちの中に、まして今回のWWEの殿堂入りという大きな自分の使命というか役割というのか、ミッションという言葉にこだわってましてね。ここにきて今まで抱えてる問題を自分の主治医の先生の相談したところ、その先生も自分の状況を知ってますから、『藤波さんがどうしたいのか?』と聞かれました。自分はこのまま現役を続けたいと同時に、息子のLEONAがデビューしてまだ独り立ち、一本立ちしてない部分もあって、目をかけてやりたい、手ほどきしてやりたい、そういう旨を伝えました。主治医の先生から『じゃあ治しましょう』という力強い言葉をいただいて。メスを入れたくないというのがあったんですが、背中をポンと押された感じがあって今回、手術を決意した次第です。手術は9月3日にしました。リハビリを続ける中で、明るい兆しが持てた、自信が持てた中で皆さんに事後報告になりましたけど、今日こういう会見を開かせて頂きました。自分の長年の経験というか動いてきた勘で、ここでいけるというのがあった。手術前はご報告できなくて、皆さんに内緒で手術を受けてしまった部分では申し訳なく思ってますけど、難しい部分があった中での手術だったので、ご了承いただきたい。10月の大会は自分がWWEとレジェンド契約したのもありますし、本来はもっと早く記念シリーズをやれればというのがあったんですけどね。記念大会をうたっている中で後楽園、大阪、福岡3連戦、欠場というのは断腸の重いですけど、カードを若干変えざるをえないかなと。もちろん会場には出向きますし、できる限りのファンサービスはさせてもらおうかなというのはあります。もちろん後楽園、大阪、福岡、いろんな形でサポートしていきたいと思います」

▼LEONA「10月の大会が1週間後に迫る中、父が腰に抱えた不安を払拭するためにこういうことになり、現役生活でずっと貫いてきたリングには万全の状態で上がるというのはずっと聞かされてましたし、その域に達しない、もっと調整したいというのがあって、3大会に上がれない、他の選手が出場するのを検討していると聞いて、自分の中でカードは決まっていて、1日はFUNAKI選手とシングルマッチ、大阪がビリーケン・キッド選手とのシングルマッチ、福岡はタッグマッチと決まってましたが、ここで僕が出なければ藤波辰爾の二世として戦っていく中で自分の中で引っ込みがつかない。どうしてもとお願いしまして、全大会そのカードを僕にやらせてもらえないかとお願いして受け入れてもらいました。自分の中でも藤波辰爾の穴を埋めるにはまだまだ顔ではないし、その域には到底達していないと自覚しています。でも父親がピンチになった時、息子の僕がチャンスと考えて出るべきと思いました。自分のキャリアで一日2試合は難しいシチュエーションですが、乗り切っていく覚悟はありますので、それを持ってどこまで戦えるかチャレンジしたいと思います。受け入れてもらって感謝してますし、勝負ですので精一杯、戦っていきたいです」

※後編に続きます

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