プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

9/28【新日本】一夜明け会見における中邑の詳細コメント

 IWGPインターコンチネンタル(IC)王座奪回に成功した王者・中邑真輔の一夜明け会見の模様は以下の通り。


【会見の模様】
――奪回から一夜明けて?

▼中邑「激しい試合でした。おかげで一睡もできない状態でここに来ております(苦笑) イヤな熱さが体にこもったままですね。前王者の後藤は想像を絶したというか、期待以上というか。そんな期待はしてなかったですけど。今まで幾度となく戦ってきて、その中でも『これほどまでに』と思えた戦いでした。昨日は“あっぱれ"なんて言いましたが。…で、カール・アンダーソンですか。彼が言うように『G1で(前王者の)後藤に勝ってるのは俺だ。もともと俺が挑戦すべきだったんだ』ということに対しては異論はないですね。自分も後藤からの指名で戦うことができ、かつ獲ったベルトですから。そこに異論はないですし、カール・アンダーソンと戦うべきなら戦うべきでしょう」

――後藤戦は今年4回目で、戦前は挑発的な言葉を投げかけたりと色々あったが、それを通じて後藤の変化は感じた?

▼中邑「1試合ごとに変化はありましたし、同じリングの上で戦ってるわけだから。特に上から目線とか下から目線じゃなく、戦ってるだけに俺も後藤も変化というものはありましたね。特に昨日の後藤はヤバかったです」

――改めて後藤はどんな存在?

▼中邑「どんな存在…。後藤洋央紀は後藤洋央紀ですよ。最初のうちはけしかけはしましたけど…それこそ“透明人間"だったり、“お殿様"とか“お侍さん"だとか(笑) まぁでも、そうは言っても後藤のペースは変わらず。それが後藤洋央紀なんだなと。それがある種、一連の戦いで納得がいったというか」

――今のアンダーソンをどう見る?

▼中邑「実力は後藤同様、十二分に知ってますし。懐の深さというか、引き出しの多さというか。現にG1でも負けてますし、強敵であることは間違いない」

――改めてアンダーソンという存在は?

▼中邑「良く知った対戦相手ですよ。何度も何度も戦ってますからね。それこそ彼が新日本に上がる前から。だから、今年4度目の後藤との対戦もそうでしたけど、戦う回数が増えれば増えるほど“課せられる"というか。前とは違うモノだったりだとか、ひじょうにテーマが多く、複雑になっていくというのは感じるので。リマッチだとか、何度も対戦を重ねれば重ねるほど対戦が難しくなっていく、っていうことは、もの凄く感じてますね。アンダーソンはG1でやったばかりだし、手の内もお互い知り尽くしてる。でも、自分としても違うものをみせたい、そういう戦いがしたい…という点では、自分の中ではテーマのある試合かな、と思いますね」

――何度もベルトを獲ってきたが、今回はどう自分色に染めていきたい?

▼中邑「どうすかねえ…。もう“やり尽くした"ような気はするんですが(苦笑) 輝かせるだけ輝かせて。それなりの地位には持っていったつもりですし。それをどうするか? 今までだと自分に都合よく、時にはオモチャとしてとかね、いろいろありましたが…。今回は…昨日の今日じゃまだ分かりません(笑) なんだろな、ただ防衛戦を重ねるだけじゃダメだっていうのは十分、分かってるんですけど、まだやり残したことは無いか…っていうのは探してみないことには分からないですね」

――これから探していく?

▼中邑「そうっすね。昨日のダメージもまだ癒えてないし、明日タイトルマッチがあるワケでもないし。どうして欲しいっすか?」

――また新しい刺激を見せて欲しい…

▼中邑「どんな?(笑)」

――それを聞いているのですが…

▼中邑「はい、言いたいことは何となく分かります(笑)」

――後藤は白いベルトを持ったままIWGPヘビーへ…という気持ちがあって、志半ばで絶たれた形となったが、自身のスタンスは?

▼中邑「IWGPですか。そうっすねえ。インターコンチに固執してるワケじゃないんですが、今自分の手元にある。これを使ってどうしようか。後藤が言った“IWGPと統一戦"だとか、そういう部分は『後藤が言っちまったからなぁ』というのもあるし、それをやってもなあ…っていうのはありますね。これ(IC)じゃなくてIWGPヘビーに…という声が多々あるのは十分承知してるワケですから、このベルトを使ってどう最大限に自分の望みを叶えるか、ということを考えたいかなとは思いますね。後藤が『IWGPとICのチャンピオン、どっちが強いのか』と言ってるのを昨日の試合前のVTRで見ましたけど、『お前ある種G1で(オカダに勝って)証明しちゃってるんじゃないの?』っていう風には思いましたね。『インターコンチ本位に考えるなら、お前は1回結果出してるんだよ』っていうのは言ってやりたい。それがタイトルマッチじゃなくても」

――自身もG1でオカダに勝っていて、逆にオカダが何かを要求して来る可能性もあるが?

▼中邑「それはちょっと…待ってみます」

プロ格 情報局