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10/3【全日本】全敗から1年…Jr.タッグリーグ制覇へ鼓太郎が中島に厳命「もっと非情になれ」(写真あり)

 『Jr.TAG BATTLE OF GLORY』(10月12日開幕)に出場する鈴木鼓太郎&中島洋平が3日、取材を受け、リーグ戦について言及。「個人力という部分では洋平にひと化けしてもらわないといけない」と考える鼓太郎は優勝を果たすためにも、「もっと非情になれ」と中島に厳命した。

 2年連続出場となるXceedコンビは昨年、屈辱の全敗に終わった。今年は鼓太郎が世界ジュニア王者、中島がGAORA TV王者として臨むとあって、「お互いチャンピオンなんで負けられない」(鼓太郎)、「結果を求められてるし、出さないといけない」(中島)と優勝を見据えている。

 中でもカギとなりそうなのは中島だ。昨年9月の入団から1年が経過。今年8月にはGAORA王座を奪取し、全日マットにおけるタイトル初戴冠を果たすなど着実に“個人力"を高めてきた。鼓太郎も中島の進化を認めてはいるが、まだまだ物足りない。「チーム力ももちろんですけど、分断された時は個人力で突破しないといけない。その個人力という部分では洋平にひと化けしてもらわないといけない」と注文をつけた。

 中島とは兄弟のような仲。「こいつはいい奴で優しい」とその人間性を評した鼓太郎だが、「それがリング上に出てる。見てる人も気づいてると思う」と分析。「勝負どころの嗅覚、優しさを捨てること。洋平の個人力が上がればチームとしての力もかなり上がるんじゃないか」と考える鼓太郎は、中島に「リング上でもっと非情にならないと」と厳命した。

 鼓太郎&中島はタッグチームとしてこれといった結果を未だ出せていないのが現状。チーム力を上げるには鼓太郎が指摘するように発展途上の中島のさらなる進化が求められる。当の本人も「マスクを脱いでから、今までかぶってた時のものを封印して真面目にやってきたけど、最近猫かぶりすぎたかなという部分もある」と考え、めんそ〜れ親父時代の引き出しも全て解禁してタッグの栄冠獲りに挑む覚悟だ。

 今年はヤンキー二丁拳銃・木高イサミ&宮本裕向、舎人一家・南野タケシ&卍丸の初出場が注目される。全日ジュニア勢にとっては未知に近い存在となるが、インディーマットで経験を積んできた中島は2チームとも対戦したことがある。「全日本に入るまでにみてきたこと、培ったものを攻略に当てると。それはたぶん変態自衛隊もアジアタッグチャンピオンも鼓太郎さんも見てきてない部分なんで、そこが今回は僕の強み」と胸を張った中島は、「あの二人にはいつもネチネチネチネチ言われてるんで。Evolutionのジャイアン二人が僕のことをのび太だと思ってるかもしれないけど、最後にいいとこを持っていくのはのび太ですから」とまずは開幕戦で組まれた青木篤志&佐藤光留を食い、弾みをつける構えをみせていた。

プロ格 情報局