10/27【超花火】12月に爆破王タッグ2連戦 大仁田がFMW旗揚げの地・名古屋露橋での相手に青柳指名「最後にあの蹴りを受けたい」(写真あり)
大仁田厚が東京・竹芝のZERO1道場で会見し、12月に爆破王タッグ防衛戦2連戦を行うと宣言。12・15名古屋大会での相手に青柳政司を指名し、FMW旗揚げの地・露橋スポーツセンターでライバルの死に水を取る構えをみせた。
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大仁田デビュー40周年記念と銘打って開催されてきた今年の超花火。12月は12・9水戸、12・15名古屋の2大ビッグマッチを控える。そこで爆破王・TARUが元FMW女子の前泊よしかをパートナーに、名古屋大会での爆破王タッグ王者・大仁田&長与千種への挑戦を要求してきた。
舞台となる露橋スポーツセンターは89年10月にFMW旗揚げ戦を行った思い出の地。「俺の40周年であり、正式には27周年だけど、区切りよく25周年と言ってるんだけど、その始まりの地が露橋スポーツセンターなんですよ。TARUごときにマッチメークを決められる筋合いはないんじゃ!」と声を荒らげて拒否した大仁田には意中の相手がいた。
それはFMW旗揚げ戦のメインで対決した青柳。「ある種、俺の歴史みたいな男だから。俺がプロレス界に復活できたのは青柳政司、あの選手がいなければ俺の復活はなかったわけだし。はっきりいうと青柳選手なくして大仁田厚はなかった」と言うほど大仁田にとって思い入れの強いライバルの一人だ。
だが、当の青柳はノア10・4名古屋大会で引退セレモニーを行い、リングに別れを告げたばかり。それに今年5月に遭遇した交通事故によって右足30ヶ所を粉砕骨折する重傷を負い、リングに上がれる状態ではない。それでも大仁田は「ぜひ名古屋の超花火は青柳政司、前泊よしか、チャンピオンは俺たち大仁田厚と長与千種、この選手権で行きたい」と熱望。「大仁田厚、長与千種、乗り込んでいくから、青柳、どんな体だろうとリングに上がってこい。それがあの人に対してのお礼です」と呼びかけた。
「俺の歴史である青柳、逆になってしまったけど、引退セレモニーをやった男だけど、逆も真なりだろ。青柳の引退試合はぜひ俺がやりたい」。そう言い切った大仁田はFMW時代のライバルの死に水を取るつもりで、「42年の歴史の中であの男の引退試合はこの俺しかいない!」と断言。「青柳がどこまで回復してるか僕はわからないし、その交通事故がどこまでひどかったのかわかりませんが、ぜひこの体であの蹴りを最後に受けてみたい」と望んだ。
一方でTARUからの要求も無視せず。TARU&“brother"YASSHIを挑戦者に逆指名し、舞台を12・8水戸大会に指定した。「TARUに早く爆破王のベルト、タッグでも何でもいいから挑戦させろと言っておいてください」と逆要求も突きつけた大仁田は、2016年に長与との爆破王タイトルマッチを実現させる青写真も描いていた。
【TARUのコメント】「大仁田のオッサン、12月15日、大仁田厚プロレス生活40周年最終試合として、名古屋の大会で爆破王タッグの挑戦を希望する。チャンピオン大仁田厚&長与千種組vs挑戦者は俺、前泊よしかだ」