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11/1【K-DOJO】「プロレス観の違い」 火野がTAKA代表、十枝会長と退団会見(写真あり)

 先月27日にK-DOJOを退団した火野裕士が1日、TAKAみちのく代表、十枝利樹会長とともに改めて会見。退団理由を「プロレス観の違い」と明かした。

 この日の後楽園大会前に会見。スーツ姿で現れた火野は、「ファンの皆様、選手の皆さま、関係者の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げた。K-DOJO、他団体問わずに“K-DOJOの火野"として組まれていたカードはすべて白紙撤回となったことの影響も大きく、TAKA代表、十枝会長も謝罪。特に天龍源一郎引退興行を欠場してカード変更が生じたことについては、それぞれ深く謝罪した。

 退団の理由は“プロレス観の違い"。TAKA代表は「約12年間、火野裕士と一緒にやってきたんですが、彼の成長とともに彼の自我も強くなり、プロレス感における方向性の違いがもともとあったんですが、それが大きくなりました。これ以上、火野がここでやるのは難しいという判断です。みんなそれぞれプロレス観はあると思う。それがキャリアとともに大きくなっていき、ズレが生じたのかなと。どちらが正しいということはない」と説明した。一方で「人間同士なのでぶつかることはありますけど、喧嘩をしたということではない。感情的なもつれがあったら、こうして会見もできない。これで2度とK-DOJOに上がらないということではない。お互い大きくなってどこかで再会できれば」と話した。

 火野も「プロレスは好きじゃないとできない職業。好きでやってる職業が、自分のやりたい方向性と違うのであれば意味が無い。代表もおっしゃった通り、プロレスに正解も不正解も無いと思うので。誰が間違ってるとか、誰が悪いということはない。自分はこういうプロレスをやりたい、K-DOJOはこういうプロレスをやりたい。そういうことで。自分がやりたいことをやるには、K-DOJOにはいないほうが良いのかなと思いました」と話した。

 今後はフリーとして活動するが、「もしも気持ちが乗っていく場所があれば所属することもあるかもしれない」と団体所属も視野に。「具体的には? まだ無いですね。せっかくなので色々なところへ上がりたい気持ちはあります」と続けた。

 K-DOJOとしては戦力的に痛手となるが、TAKA代表は「確かに大きいです。真霜と火野が二大看板みたいなものでしたから。ただ、いつまでもそこに頼っていられるわけでもない。大きい穴をみんなで協力して埋められるようにやっていきたい」と気持ちを引き締め直していた。

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