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11/1【K-DOJO】タンクがTAKA粉砕、STRONGEST-K王座V2 真霜&佐藤もタッグV2で「凶月の天下」宣言もトウナイ新軍団が“待った"(写真あり)

 K-DOJOのビッグマッチとなる後楽園大会が1日、東京・後楽園ホールで開かれ、メインイベントではSTRONGEST-K王者のタンク永井がK-DOJOの象徴・TAKAみちのくを熱闘の末に撃破。セミファイナルでは同じ“凶月"(まがつき)の真霜拳號&佐藤悠己組が同タッグ王座も果たして「凶月の天下」を宣言したが、ヒロ・トウナイ率いる新軍団が待ったをかけた。

 火野裕士退団の余波に揺れるなかで迎えたK-DOJO今年下半期の大一番となる後楽園大会。メインではその火野からベルトを奪ったタンクに、満を持してTAKAが挑戦した。

 リッキーフジ、MENSテイオーといったベテランをセコンドに従えて登場したTAKAが、序盤からねちっこいクルック・ヘッドシザースなどでじわじわとペースを握ったものの、タンクもセコンド・凶月勢の援護を得ながらのラフ殺法で強引にペースチェンジ。イスで痛めつけ、パワーに任せたエルボーでTAKAを圧倒し、“逆"ジャストフェイスロックまで決めて舌舐めずりした。

 意地のTAKAも猛反撃。ダイブ攻撃を狙ったタンクを殴りつけ、コーナー上でのジャストフェイスロックも繰り出して、なりふり構わず反転攻勢に出る。さらには後頭部へのダイビングニードロップ、ここ一番の“宇宙人ケブラーダ"も放つと、スーパーKを連射だ。さらにはジャストフェイスロック→ディックキラー→クルックヘッドシザースと次々に変化してタンクをギブアップ寸前に追い込んだ。

 真霜らのゲキでしのぎ切ったタンクもパワースラムで反撃したが、TAKAの攻勢は続く。タンク必殺のダイビングセントーンを自爆させるや、高速ニーアタックで顔面を打ち抜く。続くみちのくドライバーは着地され、生拳での殴り合いに発展したが、競り負けたかにみえたTAKAも飛びあがってのスーパーKで不意を突き、今度こそのみちのくドライバーを狙った。

 だが、再び踏ん張ったタンクは逆にみちのくドライバーでお株を奪ってTAKAをグロッギーに追い込むや、巨体を揺らしてスピアーを突き刺す。続けざまに今度こそのダイビングセントーンを投下し、TAKAから完璧な3カウントを奪い去った。

 “K-DOJOの象徴"を破ってのV2。凶月の面々に祝福されたタンクは「情けねえな、TAKAみちのく! もうお前の時代は終わりだよ!」と世代交代を叫んだ。

 セミファイナルでも凶月の真霜&佐藤組がタッグ王座V2に成功。滝澤大志&吉野コータロー組の挑戦を受け、奮戦した吉野を佐藤がスパンコール攻撃からのニュー・トルネードクラッチで下していた。軍団としても大一番での“2冠防衛"を成し遂げたタンクは「タッグも防衛したし、TAKAにも勝った。凶月の天下だってことだ!」と宣言した。

 そこへ待ったをかけたのがトウナイ率いる新軍団。セミファイナルで凶月のリンチに遭った滝澤&吉野を、この日UWA世界ミドル級王者に輝いたトウナイが救出していた。トウナイは「まずはお前からベルトをすべて引っぺがす」と宣戦布告し、“凶月vsトウナイ新軍団"の構図も生まれた。

 ともあれ、ビッグマッチを締めたのはタンク。「これからの時代はよ、凶月のリーダー…いや、プロレス界のリーダー・タンク永井様だ!」と豪語した。火野退団に揺れたK-DOJOだが、“リーダー"として真霜をも従えるタンクが“完全なる中心"に君臨した。

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